9月4日(金)、今日は多くの団体客の海案内があるため、船を4隻だした。私は、J君と「勝丸」を担当した。汀間漁港ではちょうど県の調査船と前後して出港。県の調査は今日が4日目となる。まだ、来週いっぱいは続くそうだ。
辺野古漁港にいったん入り、海案内を開始。他の3隻は大勢の学生たちのグループで溢れた。「勝丸」は、読谷村の村会議員さんたち6名の海案内。読谷では、先日、島ぐるみ会議の学習会でお話をさせていただいたばかりだったので、顔見知りの議員さんたちが多い。今日は、読谷村長を始め、ゲート前には30名ほどが来ているという。
最近は好天が続いているので、海は見事に澄み切っている。平島の横でハマサンゴ群落を見てもらう。「わー、すごい」と歓声が湧きあがった。
午後、船を降り、県の調査の様子を見ようと、瀬嵩の灯台跡の丘に上がった。しばらく見ていると、島の方から海上保安庁のゴムボート4隻が全速力で蛇行運転をしながらこちらに向かってくる。2隻ずつに別れ、高速で先行するボートを後ろのボートが追いかけている。保安官たちの操船訓練、それも、我々抗議船を追跡する訓練をしているようだ。政府と県との集中協議期間が終了し、工事が再開した時に備えた訓練であろうか。
(全速力で先行するボートを追いかける訓練か?)
(県の潜水調査の作業船(手前の4隻)のすぐ近くまで高速の蛇行運転を続けながら接近する海保のゴムボート。県の調査の妨害でもある。)
このような高速蛇行運転は許されるものではない。辺野古のアセス評価書でもジュゴンへの影響を低減するために次のような対策を講じるとされている。
「(ジュゴン等の)海産哺乳類は、船舶の急な進路変更や速度、騒音レベルの変化に対して忌避反応を示しやすいとされているため、---一定速度で航行することとします。」、「航行する工事用船舶に対して、ジュゴンとの衝突を回避するための見張りを励行するほか、ジュゴンとの衝突を回避できるような速度で航行するよう周知します。」(アセス補正評価書 6-16-279)
このように、アセス補正評価書で約束した措置にも全く逸脱しており、海上保安庁はただちに高速での蛇行運転を中止すべきである。
(今日はカヌーは10数隻。辺野古を抜け大浦湾に入っていく。)
(シュワブの浜では海兵隊がゴムボートによる演習を続けていた。)
(シュワブ基地ゲート前の座りこみは今日も盛況)
(読谷の人たちが持ってきた巨大みろく(高さ4m))