今日(7月8日・木)は、辺野古、本部塩川港をまわってから名護へ。午後6時から、美謝川切替問題についての名護市の対応を追及するための事務監査請求の学習会(ヘリ基地反対協主催)で話をさせてもらった。
美謝川切替問題をめぐる渡具知名護市政の対応の問題点についてはこのブログでも何度も触れてきた。今日の学習会では、そうした問題点をひとおとり説明した後、地方自治法に定められた住民の直接請求制度としての事務監査請求について説明した。
名護市では1997年当時、辺野古への「ヘリポート基地建設の是非を問う市民投票条例」制定に向けた署名集めが行われた。有権者の50分の1という成立要件や署名集めの方法は事務監査請求の場合でも同じだ。名護市の場合、有権者の50分の1というのは約1000人。当時の経験もあることから、決して難しい数字ではない。
すでに工事の契約も締結され、まもなく美謝川の切替工事が始まる。設計変更申請の知事最終判断が出されていない現状で、大浦湾の埋立を前提とした美謝川切替工事に着手することは許されない。現地での監視・抗議行動を強化すると同時に、様々な対応策を検討しなければならない。
今日の学習会では、緊急事態宣言が解除され次第、事務監査請求をしようと提案した。
キャンプシュワブの第2ゲート付近では、美謝川切替の予定ルートへの進入路造成工事が進んでいる。防衛局に聞くと、「米軍の工事なので詳細は分からない」というが、場所からいって美謝川切替工事との関連は明らかだ。
本部塩川港では、久しぶりにベルトコンベアが2基、稼働して土砂の積込みが行われていた。今日も、焦げ付くような炎天のもと、監視行動が続いている。
北部土木事務所は当初、「降雨強度が強い場合は作業を中止させる」というだけだったが、我々が「それでは基準がない」と追求した結果、業者の申請書に、「時間雨量が5mmを超える予測が出された場合は作業を中止する」と記載させると約束した。
今日、「何処の予測なのか?」と確認したところ、「日本気象協会の『本部町の天気』」ということだった。
今後、現地で雨が降り始めた際は、すぐに時間雨量の予測値を確認し、作業が中止されない場合は、北部土木事務所に連絡しよう!