チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

8日(土)、「島ぐるみ会議宜野座」で講演会---宜野座の凄まじい基地被害に絶句

2017年04月09日 | 沖縄日記・辺野古

 4月8日(土)、今日は久しぶりに海は穏やかになったのだが、夕刻からの「島ぐるみ会議宜野座」の講演会の準備のため、抗議船は休ませてもらった。

 朝は、ゲート前の座り込みに参加。昨日、釈放されたばかりのUさんがさっそく元気な姿を見せてくれたのが嬉しい。ゲート前には大勢の人たちが集まっている。今日は工事車両の進入はないようだ。

 マイクを回されたので、最近の工事の状況とその問題点について説明した。「ゲート前では機動隊に強制排除され、工事車両が入って悔しい思いをしているが、諦める必要はない。防衛局は何がなんでも埋立本体工事に入ろうとしているが、知事の埋立承認撤回の時期がどうあれ、いずれ防衛局は本格的な本体工事を続けていくことはできません。埋立工事はいずれ頓挫します。八方ふさがりに陥っているのは防衛局です。そのことに確信を持って抗議行動・阻止行動を続けていきましょう!」

 その後、名護で夕刻の講演会の資料作成等のために現場を離れる。

 夕刻からの「島ぐるみ会議宜野座」の講演会は、宜野座村城原地区の公民館で開催された。せっかく城原に行くのだからと主催者の方にお願いして、この間問題になっているオスプレイの被害状況について区長さんに現場を案内していただいた。キャンプ・ハンセンのヘリパッド「ファルコン」からわずか380mのIさん宅を訪問。オスプレイの夜間訓練や吊り下げ訓練、そしてタイヤ落下事故等について生々しい話しを聞かせてもらった。

 公民館への帰途、区長さんが車を止めて話された。「1995年3月12日。この村道で自転車に乗っていた6歳の男の子が海兵隊員が運転するトラックにはねられて亡くなりました。」 宜野座では、2013年にもHH60米軍ヘリが山に墜落し、米兵一人が死亡している。凄まじいばかりの基地被害が続いているのだ。

(Iさん(86歳)からオスプレイの飛行状況等について説明していただいた。右は、庭に設置した騒音測定機)

 (Iさん宅の写真。軒先のすぐ上をオスプレイが飛んでいる。)

 夕刻からの学習会は100名ほどが参加。辺野古の島袋ふみ子さんも来ていただいたので恐縮した。また、先ほど話しを聞かせていただいたIさんも来ておられる。

 講演では、「防衛局は、一日も早く埋立本体工事に入ることを狙っている。現在、大浦湾のキャンプ・シュワブ海岸部ではK9護岸造成のための進入道路工事が始まっている。そして辺野古崎では大型のテトラポッドの型枠が並べられたが、これもK9護岸のためのものだ。K9護岸は、陸側からクローラークレーンで捨石を海に押し出していく作業から始まる。捨石が海に投下されれば、もう大浦湾は致命的な影響を受ける。なんとかあらゆる方策を駆使して阻止しなければならない」と訴えた。

 そして最後は、現在浮上してきた県民投票について意見を述べさせてもらった。この問題は、対応を間違うと運動内部に大きな分裂を引き起こす可能性がある。県民投票までの6ケ月間、防衛局は必死に工事を進めるので、県民投票をめざすのであれば、同時に、ゲート前や海上での阻止行動を今以上に強化しなければならない。ゲート前にも今以上の座り込み参加者を集める方策が同時に保証されない限り、県民投票にはとても賛同できない。

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