糸満一帯からも辺野古埋立土砂が大量に採取される!--- 24日、南風原の学習会の前に南部地域の採石場をまわる /// 戦争当時、多くの県民が亡くなった南部地域の土砂を戦争のための基地建設に使わせない!
7月24日(休)は、南風原町島ぐるみ会議の辺野古・変更申請への意見書提出の学習会でお話しをさせていただいた。
少し早く出てに糸満に向かい、沖縄県平和祈念資料館辺りの鉱山(石灰岩の採石場)を見てまわった。当初の埋立承認願書では、防衛局は辺野古の埋立土砂を北部地域(本部・国頭)で採取するとしていたが、今回の変更申請では北部地域だけではなく、うるま市の宮城島や、糸満・八重瀬の南部地域、そして宮古島・石垣島・南大東島等からも採取すると言われている。沖縄の全域から辺野古の埋立土砂が採取されるのだ。
平和祈念資料館をすぎると、いくつもの鉱山(石灰岩の採石場)が点在している。本部や国頭の「黒石」と言われる石灰岩と異なり、南部地域の石灰岩は少し柔らかくて「白石」と呼ばれている。現在、防衛局は、埋立のための岩ズリを「黒石」に限定しているが、今後は南部の「白石」も大量に使用する計画を打ち出しているという。
この付近の鉱山の写真を下に掲載する。
(第2丸真コーラル鉱山)
(グーグルの航空写真を見ても、この付近には多くの裸地が点在している。これらは全て採石場だと思われる)
(三和鉱山)
(山城鉱山)
(開成鉱山)
(第2丸真コーラル鉱山)
(丸樹鉱山)
(丸真コーラル鉱山)
グーグルの航空写真を見ても、この一帯には他にも多くの鉱山がある。一つひとつの鉱山の規模はそれほどではないが、かなりの量の土砂が辺野古に運ばれるようだ。
南部地域は、戦争当時、多くの県民が亡くなった場所である。その地域の土砂を、戦争のための軍事基地建設に使うことは絶対に許されない。
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午後の南風原島ぐるみ会議主催の学習会には50名を超える人たちが集まった。1時間少しの講演の後、その場ですぐに意見書を書いてもらった。