チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

やんばるのモクズカニ

2012年12月07日 | 沖縄日記 高江

     (東村で見つけたカニは、モクズカニだった。)

 4日(火)、高江に行く途中で、大きなカニを見つけ、ブログで、「誰か名前を教えてください」と書いた。

 すぐに大西照雄さんから連絡が来た。上海カニの仲間のモクズカニ。美味しいカニだとのこと。一度、このカニの漁に行きたいものだ。

 以下、了解をいただいたので、大西さんからのコメントを転載する。大西さん、ありがとうございました。

*******

<大西さんからの第1便>

 蟹はモクズカニのオス、どの地点で発見したでしょうか。私のブログには秋になるといつも登場します。(10月日記)これからブログ探してみますが。

 私の生態系を観る指標の一つです。現職の頃、このカニの生態系授業で教育論文最優秀賞(ちなみに賞金15万円)いただきました。秋、タカ(サシバ)の渡る頃の雨をタカヌシーバイ(鷹の小便)、このころ沢からモクズカニが産卵の「恋の旅路」が始まり、今の雨の増水を力に川下り磯の海、サンゴで恋を結実させ生涯を終わります。上海カニの仲間です。「山甕」の小さな川、夜、電灯つけて歩いてみてください。捕獲できるでしょう。小さな川雨が降ると河口が決壊します。河口で待つとあなたが予想する以上に捕れます。

 タハヌガイ(鷹のカニ)といいます。幼いころ、ガイジューシーが晩秋の家族団らんの味覚でした。ヤンバルのイノーではイザり火がともります。タコがカニを求めて磯に群れてきます。このタコシガイダコといいます。足の長いタコです。今、セリでかなり落とせます。このカニとタコで、現役時代の指導案配って、高江のテントで森と海の生態系、食物連鎖の授業でもしますか。カニが長生きさせるために呼吸できるほどのバケツに水入れ2・3日大丈夫です。中国・台湾など行かれたと思いますが藁で爪包んで市場で売っていると思います。今、雌の「味噌」うまいです。

 授業実践は沖縄教育弘斉会「教育論文集」(1995年?)掲載。もしくは県立図書館『沖縄を教えて沖縄を語り続けて』(大西照雄ブックレットⅡ)に収録されています。

<大西さんからの第2便> 

 蟹の大きさから小さな川の沢で育ったと思われます。大宜見中学とコンビニの間の小さな川、雨の降った夜歩くと少し大げさですが、箒で掃くほど(現在は観察していません。開発が止み赤土で住家埋められる機会ありませんので)、増えていると思われます。大きな川のカニは大きいです。ダム、砂防ダムで川の生態系大きく変わりました。奥間・比地川など海と川、ウナギ、アユなどなど生物が上れる堰など提案したものです。

 大西 照雄

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