チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

「辺野古をめぐる現在の状況と課題」、「遺骨混りの南部の土砂調達問題」の資料パンフ完成 /// 辺野古のカヌーメンバー千葉さんの国賠訴訟、第1回口頭弁論を傍聴 

2021年10月28日 | 沖縄日記・辺野古

 明日(29日・金)から、辺野古問題の講演のため東京に行く。

 明日は、午後、高江への機動隊派遣違法公金支出の住民訴訟の東京高裁判決傍聴と報告集会の後、夜は連合会館で講演。30日は三鷹市、31日は埼玉県川越市での講演が予定されている(詳細は10月25日のブログ参照)

 今回の講演に向けて、パワーポイント資料をまとめたパンフレットを作成した。カラーで16頁、64枚のパワーポイントが収録されている。遺骨混りの土砂問題については本年3月に作成したパンフ以後のものを収録したので、全容を知るためには3月のパンフ(これもカラー16頁)と併せて使用していただきたい。

 2冊のパンフは chuyokinawa@yahoo.co.jp にご連絡いただければお送りします。2冊セットで500円、送料は210円になります。何部か必要の場合はご連絡いただければ送料をお知らせします。

 

 今日は、本部塩川港のベルトコンベア設置許可問題の監査結果について弁護士さんと打合せをした後、那覇地裁へ。

 カヌーメンバーの千葉さんが、海上保安官のボートに激突され、負傷したことの責任を問う国賠訴訟の第1回口頭弁論を傍聴。千葉さんが、冒頭の原告意見陳述を行った。

 被告の国は、「立入を禁止されている臨時制限区域に入ったのだから、規制は当然」という答弁書を出したようだ。裁判後の報告集会で三宅弁護士が、「臨時制限区域の法的根拠を問う」と言われたが、その意味でもきわめて重要な裁判となる。

 辺野古での海保の暴力については、私も船長をしている時、乗り込んできた海保により全治2ケ月の負傷をさせられた。当時は、海保の暴力によりケガ人が相次いだ。私も「自称海保太郎ら」を相手どって特別公務員暴行陵虐致傷として告訴したが(2015.2.17 ブログ)、不起訴にされてしまった。

 検察審査会に審査を申立てたが、そこでも「不起訴相当」とされてしまったが、審査会は次のようにも指摘した(2018.2.6 ブログ)

・「高齢者である申立人に対して、海上保安官が逮捕術を用いて行ったことについては、いささかやり過ぎであるように思われる」

・「正当な抗議行動は、憲法で保障された権利なので、取り締まる側はそこをきちんと踏まえて、けが人が出ることがないよう慎重に業務をしていただきたい。警備に当たる海上保安官は体格も良い方も多いので、抑制的な警備を行うようにして頂き、くれぐれも過剰な警備にならないように留意してもらいたい」

 私は国賠訴訟に持ち込むことはできなかったが、今回、毅然と国を相手の裁判に立ち上がった千葉さんに敬意を表したい。

 

 

 

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