高江のヘリパッド工事は8月14日から18日までお盆休みとなった。休み明けの19日には工事が再開されるかもしれないので、早朝から工事を阻止するための大行動が行われた。
18日午後、京都から来た2人を乗せてまず辺野古へ。この日は明日に備え、名護泊。
19日は午前3時半に起床。急いで東村平良に向かう。平良にはもうたくさんの車が集まっている。予定より早く、高江に出発。県道にぎっしりと車が並び、壮観だ。機動隊の規制もなく、午前6時、北部訓練場メインゲート前で集会が始まった。約550名が参加、抗議車両は200台を超えたという。
(恒例のラインダンス)
いつもは国頭村の砕石場を午前6時半頃、砕石を積んだ10台ほどのダンプトラックが警察車両に前後を守られて出発する。そして午前8時過ぎにはいったんメインゲートに寄った後、N1ゲートから中に入る。7月23日から砕石の搬入が続いており、N1ゲートからの旧林道の整備工事はすでに1km以上、できあがっているようだ。このままではあと1週間ほどでN1ヘリパッド予定地までの道路整備工事が完了し、いよいよヘリパッド工事が始まる。
そのため、辺野古でもやってきたように、せめて週1回ほどは大動員をかけてダンプトラックの進入を阻止しようということとなった。急な呼びかけだったが、500名以上の人たちが集まり、心強い。ダンプトラックが採石場を出る気配もない。さすがにこれだけの人が集まると、機動隊も手が出せないようだ。
今日は午後1時から那覇で辺野古で知事の埋立承認取消に対する「不作為の違法確認訴訟」の第2回口頭弁論が予定されている。そのため、高江の集会は午前10時で終え、多くの人たちは那覇に向かった。残ったのは150名ほどだろうか。人が減るとダンプトラックが向かってくる恐れがあるので、N1ゲート前と、途中の県道沿いに別れて阻止行動の態勢をとった。
やがてダンプトラックが砕石場を出てこちらに向かっているという連絡が入った。機動隊が南と北からN1ゲート前に押し寄せてくる。道路上に座り込んで抗議。しばらくすると機動隊が強制排除を始めた。
皆、懸命に頑張ったが、座り込みは機動隊によって排除されてしまった。市民らは道路の片側に閉じ込められ、機動隊の壁の向こうをダンプトラックが進んでいく。くやしいが、いつもは午前8時頃にダンプトラックが入るのを、午後2時頃まで止めることができたのだ。
来週からも週1回の大行動を構え、ダンプトラックの進入をなんとしても阻止しようと確認して今日の行動を終えた。