チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

5月12日(木)、那覇地裁で辺野古カヌーメンバーが海保のボートに激突され、負傷させられた責任を問う国賠訴訟の口頭弁論を傍聴

2022年05月12日 | 沖縄日記・辺野古

 今日(5月12日・木)は那覇地裁で開かれた、辺野古カヌーメンバーが海上保安官のボートに激突され、負傷させらた責任を問う国賠訴訟の第4回口頭弁論を傍聴した。

 この国賠訴訟についてはこのブログでも何回か触れてきたので参照してほしい(第1回口頭弁論(昨年10月29日)、第2回口頭弁論(1月18日))。

 今日の弁論では、原告らが行っていた抗議行動の意義を説明するために、「本件新基地建設の前提としての沖縄に対する構造的差別の歴史」と題した詳細な準備書面が提出された。次回以後の弁論では、いよいよ事実関係を明確にし、海上保安官による異常・違法な公務執行行為を明らかにしていくという(次回口頭弁論は7月14日午後3時~)。

 弁論後の集会で指名されたので、2015年2月、私が船長をしている時に海保の暴力で全治3ケ月の重傷を負い、海保を告訴した時の話をした。

 検察は不起訴としたため、私は検察審査会に審査を申立てたが、そこでも「不起訴相当」とされてしまった。しかし、審査会は理由書の中で次のようにも指摘した。

・「高齢者である申立人に対して、海上保安官が逮捕術を用いて行ったことについては、いささかやり過ぎであるように思われる」

・「正当な抗議行動は、憲法で保障された権利なので、取り締まる側はそこをきちんと踏まえて、けが人が出ることがないよう慎重に業務をしていただきたい。警備に当たる海上保安官は体格も良い方も多いので、抑制的な警備を行うようにして頂き、くれぐれも過剰な警備にならないように留意してもらいたい」

 私は国賠訴訟に持ち込むことはできなかったが、今回、毅然と国を相手どった裁判に立ち上がった千葉さんに敬意を表したい。

                   (口頭弁論後の報告集会)

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