チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

「埋立承認は認めぬ!」---県庁1Fロビーに1000名が座り込んだ

2013年12月27日 | 沖縄日記・辺野古

  (埋立承認に抗議し、県庁1Fロビーに約1千名の県民が座り込んだ。(沖縄タイムス号外より))

 12月27日(金)、今日も朝9時から県庁へ。1Fロビーにはもう大勢の報道陣が詰めかけている。聞くと、知事の登庁を待っているとのこと。知事が来るのなら抗議しようと、「辺野古の海を埋めるな!」の赤旗を出し、一人ロビーに座り込んだ。

 しばらくしてSさんやTさん、そして辺野古からの一行が来て、ロビーも賑やかになる。そしてOさんとIさんがハンドマイクを持って登場。マイクで何人かがその思いを喋った。

 10時前に、報道陣から、知事が埋立申請承認の公印を押し、防衛局に送付したという話が入った。なんということだ。一緒にいたTさんは、その話を聞き、「そうなの!」と大声をあげて絶句し、泣きながら膝を抱えて座り込んでしまった。知事は、昨日、名護の島袋氏や末松氏、そして自民党の島尻安伊子参議院議員、県連役員らと会談しただけで、野党の県会議員団、そして県民らにも何の説明もしないまま、防衛局に承認の書類を送付したのだ。せめて、午後に予定されていた記者会見で説明した後に承認印を押すだろうと思っていたこちらが甘かった。

 それに、なんと県は、埋立承認の書類を沖縄防衛局に渡すのに、宅配業者に託したという。おいおい! ピザではないんだ。防衛局職員を呼びつけ、直接手渡すのが当然ではないか。

 結局、昼になっても知事は登庁せず、我々も県庁包囲行動に合流した。

 25日に続いて2回目の県庁包囲行動。今日は一昨日を超える2000名ほどの人たちが集まった。

 午後1時、県庁包囲行動が終わり、「すでに承認印を押してしまった知事を糾弾しよう!」と、大勢の県民らがそのまま県庁舎に向かった。そして、そのまま県庁1Fのロビーに座り込んだ。1000名ほどもいるのだろうか、広いロビーは座り込んだ人たちで埋め尽くされた。

                           (沖縄タイムス 号外)

 

          (「埋立は許せない!」 県庁1Fロビーを1000名ほどの県民が埋めつくした。)

 県民の怒りの行動に、午後、県庁内で予定されていた知事の記者会見はキャンセルされ、知事公舎で行われることとなった。午後1時半頃、野党の県議団が、「記者会見の前に県議団に説明せよ」と、知事に面会を求めて知事公舎に向かった。

 1Fロビーでの集会は、県議団が戻ってくるまでしばらく休憩となった。Mさんが、「知事が県庁に来ないのなら、我々が知事公舎に行こう」と呼びかけた。何台かのタクシーに分乗して知事公舎に向かう。

 知事公舎に着いて驚いた。30分ほど前に来たはずの野党県議団が、知事公舎の100m以上も手前で、県職員と警察官らの阻止線で停められている。聞くと、知事は野党県議団との面会を拒否しているという。しかし、つい先ほどまでは、自民党県議団とは話し合っていたらしい。県会では野党のほうが多数なのに、その県議団とも会わないというのだから信じられないことだ。

   (県職員の後ろには、大勢の機動隊員が並び、野党県議団を阻止した。)

 野党県議団が引きあげた後、かけつけた県民らが知事への抗議行動を続けた。

 知事の記者会見が終わり、しばらくすると黒塗りの車が2台、知事公舎から出てきた。記者会見に同席していた副知事ら県幹部の車のようだ。皆で、「県民に説明せよ!」「埋立承認を撤回せよ!」と抗議。数人が車の前に座り込んだ。警察官が排除に駆けつけ、両手足をひきずって強制排除を始めた。「やめろ!」、「何をする!」と、抗議の声が湧き上がる。

 混乱は、県立図書館横から国道までの間、数百メートルにわたって続いた。昨年のオスプレイ配備阻止の基地封鎖、そして今夏の追加配備阻止行動---この1年、いったい何度、このような警察による強制排除が繰り返されてきたのだろう。

 県民はまだあきらめてはいない。抗議集会は、明日(土)も県民広場で行われる。午前11時、ぜひ、皆で集まって、知事への抗議を続けよう!

 

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