チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

11月8日(火)、中城湾港で日米共同統合演習に反対し、自衛隊への抗議行動 --- 県は今日、与那国空港の使用許可も出してしまった! /// 那覇では、観衆の前で米軍のハイマースも出て「離島奪還演習」も

2022年11月09日 | 沖縄日記・辺野古

 昨日(11月8日・火)は、日米共同統合演習の一環として、中城湾港に防衛省のチャーター船が着岸し、70数台の自衛隊車両と200名ほどの自衛隊員が陸揚げされるというので、朝から現地に向かった。

 午前9時に着くと、すでにチャーター船「はくおう」は着岸していた。17,000トンもある大きな貨客船だ。

 午前9時半からゲート前で抗議集会が始まった。しかし私は、午前10時半から那覇での弁護団会議に参加するため、集会が始まってすぐに現地を離れざるを得なかった。

 後で聞くと、100名近い人たちが集まり、ゲート前に座り込んで自衛隊車両が出るのを阻止したという。かけつけた機動隊員に排除はされたが、自衛隊の演習にこれだけ強い抗議行動が行われたのは画期的なことだろう。

 

          (上の3枚の写真はKさんのFBより借用)

 

 それにしても残念なのは県の対応だ。

 中城湾港は県が管理する港で、私たちは県に使用許可を出さないよう申入れをしていた(2022.10.31 のブログ参照)。しかし県は、「港湾法で『不平等な取扱いはしてならない』とされており、法に基づき判断した」として使用を許可してしまったのだ(2022.11.5 沖縄タイムス)

 さらに今日、県は、16式機動戦闘車(MCV)2両を搬送するための自衛隊航空機の与那国空港使用許可(制限重量超過航空機使用許可)を出した。「著しく空港施設に与える影響はない」という(11.9 RBCテレビニュース)。この調子では、県の港湾や空港を、自衛隊や米軍が自由に使うようになってしまう。

 また、驚いたのは11月6日、陸上自衛隊の沖縄駐屯50周年の記念行事が那覇駐屯地で開催された。そこでは、陸自と航空自衛隊、米海兵隊が連携して離島奪還訓練が実施されている。この訓練は、武装勢力が離島を占拠したと想定。陸自ヘリや地対空ミサイル、さらに米軍のハイマース(高機動ロケット砲)まで出動し、敵を制圧する一連の流れが披露された(2022.11.7 琉球新報)。下の新聞写真にもあるように、大勢の来客の前で、噴煙をあげて戦車が走りまわっている。こんな演習が露骨に行われていることに驚く。

 そしてこの行事では、デニー知事の代理で池田副知事が挨拶し、「崇高な使命感に基づいた活躍に対し、心から敬意を表する」と語ったという。

 政府に日米共同統合演習の中止を迫ることは当然だが、知事にも、沖縄を再び戦場にしないための毅然とした対応が求められる。

 

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