なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

回転ドア

2004年03月30日 | 
って、子供の頃は「ご立派な場所」の象徴だった。で、勿論手押し式。子供の力だから、簡単には回らない、ゆ~っくり回って向こう側にたどり着く、って感じが良かったよね。それから、誰かが回っているときは割と使いにくい。「誰かが回ってるときは使わない」という暗黙の了解があったような気がする。高級ではしゃげない雰囲気が、子供を抑制していたのかな?後ね、自分が回り終わったら、停めてたよね、んで、次の人が使えるようにする。時間がかかること、人をあんまり運べないことが売りだったような気がする。それが「贅沢感」を醸し出していたような。
 いつからだろう、こいつが勝手にグルグル回るようになっちゃったのは。効率と程遠い感じが売りだった設備が「効率」を売りにするようになった、無理やり人を押し流す装置になってしまった。
 最近は、そのグルグル感が好きじゃなくて、全く使わなくなっちゃったんですけどね。
 森ビルの事故、機械の無慈悲さが目に見えるのがやりきれないわけなんだけど。
 そういえば、かつて、こういうのもあったっけ。校門の正門を教師が思い切り閉めて、生徒を圧死させたこと。「遅刻」をすり抜け突破に失敗した代償が「死」だったんだよなあ。このときは、「遅刻した方が悪い」なんて言う奴もいたよ、確か。こういうお説がまことしやかに新聞投書欄で幅を利かせてましたっけ。
コメント
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