なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

検定ブーム

2006年07月28日 | 
なんだってね。あっしが知ってるのは「映画検定」。でもさあ、映画って感じるもので、知るものじゃないような気がするからさ(これは、本も同様だと思うんだが)知識を問う(んだろうな)検定ってどういう意味があるんだろうか?と疑問であるが。漢字検定やら英検には大層意義があるように思うけど。
 最近読んだ大ヒット本!赤星たみこさんの「ダメ犬ちゃん夫のしつけ37のルール」。いやー、この本に書かれてる「夫の家事能力レベル」を叩き台にして、「家事能力検定」なんてのがつくれたら、実に面白い&有意義&お見合いの時の男の武器になるんじゃないかしら。
 それにしても、「人も羨む名犬」なる最高レベルの夫の皆様の家事能力ってまあ、「こんなもんかよ~~」ってなお粗末さ、なんだけども。でもでも、それすら満足にこなせない奴が大多数なのか?!と思うと、日本の男って、偉そうな事言いつつ自立度0ってのがつくづく多いんだな~~。
 ただし、この本の目的は、そんな夫軍団を糾弾することじゃない。こういう能力なし、しかーし、いっぱしにプライドだけは3人前くらいあるかも知らん連中に上手いこと家事を仕込む方法がリアルに、具体的に説かれてて、大変ためになりました。
 うーん、結局コミュニケーション=「会話」なんだよね。で、会話=「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」。これがないと、関係をつむぐパイプが詰まっちゃう、でそのうち腐っちゃう、ということか。当たり前だと思うのにできない、のはなぜか?
 考えるに、男の世界って、特に企業に就職しちゃうと、命令→命令→の一方通行話(これは会話じゃないですよね、どう考えても)ばかりになっちゃって、フツーの会話が極端に減る、で、それに慣らされちゃうと、普通の会話がなーんか格が低く感じられるようになっちゃう、というのがあるかも。あと、普段命令ばかりされていると、家に帰ったら命令せずにいられなくなったり。困ったもんだよね。となると、家事をお互いにやりつつ会話に励む、というのはそういう思考をマトモに戻すにはすごくいい方法じゃないか、と思うんだけどもね。
 でもなあ、そうやって誰か(いい年した大人)をしつけるのはめんどくさいよねえ、やっぱ、家事能力検定だ!!これが1級という札をぶら下げてきてくれる人間なら、なんか、すごーく頼りがいがありそう。下らん学歴やら、当てにならん収入なんぞより、うーんといいぞ!
コメント
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