なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

個人事業主

2019年05月29日 | 仕事
に、でも結局はなっちゃった。実は、個人事業なら小さい事業で法人格ならでかい事業という区分は別にない。社員山ほど、利益山ほどだけど個人事業って会社もあるし、一人株式会社だって今は普通にある。だから企業規模とかで法人格を取るかどうか、と決める必要性はないんじゃないかな。

 個人事業のメリットは
1)経理がシンプルでやりやすい。簿記3級くらいあればなんとかなる。自分の場合は、青色申告65万控除というのを、自力でやっている。今は、経理ソフトだアプリだなんて沢山あるし、国税庁のサイトで簡単に決算のまとめができちゃうから、ますます便利になった。
2)起こすのも潰すのも比較的簡単。
3)自分を守る仕組みをあれこれフレキシブルに設計できる。

 とまあ、仕切り屋に向いたシステム、といえる。一々こういう事を考えて設計して、隙なくやっていくのがめんどくさい、という人にはそもそも独立なんか全く向いていない。

 いわゆる「サラリーマン」と言われる、会社勤めの皆様は、なにかというと自営業は色々ごまかしてうまい汁吸ってるんだろう、と思い込んでる場合が多いように思うが、実際には「ありえヘン世界」でございます。会社勤めの場合は、すべてお仕着せではあるけど年金も社会保険も最高レベルの奴に勝手に加入することになるし、その手続きも会社が勝手にやってくれるし、税金だって会社が肩代わりしてあれこれやってくれる。こんな甘やかされてる国は日本だけじゃないかな。

 この仕組みは本当に変だ。サラリーマン諸氏がその件について何も言わない=だらしがないんだ、と思うんだけど、税務って、元来個人VS国のお話で、会社なんか何の関係もないはずなのに、会社単位で納税ってどうしてなんだ???そのせいで、会社になんもかんも報告しなくちゃならない、事について、嫌だと思わないんだから、不思議だ。家族構成の変遷・家を買った・副業・病気・全部会社に申告する仕組み=プライバシーを会社に掴まれちゃう、気味悪くないの??会社なんざ、仕事して給料もらうだけの契約関係なのが普通だと思うのに。会社側も嫌にならないのか?いい年した連中の税務なんか肩代わりさせられる、バカバカしいと思わないのかなあ、そんなもん、自分でやんなさい、とならないのは、そうしろ、という決まりになっているからなんだけど。

 この決まりにはうんざりしている。一人でも雇用したら、この件に振り回されるんだもの。なんでやってやらなくちゃならんのだ?それだけじゃない、知りたくもないスタッフのプライバシーまで知らなくちゃならない。嫌なんですよ。

 企業が正社員を減らしているのは、この辺の業務を棚上げしたい、というのもあるんじゃないかと思っている。だよねえ、大昔、中卒の、要はお子さん方がわらわらと集団就職、なんて頃なら税務を会社が肩代わりせざるを得なかった、んでしょうけど。今や、99.9%以上が大卒か、高卒か、あるいは中途の社会人。税務くらい自分でできて当たり前の連中ばっかり、なのに。

 国税庁はマイナンバーカードと税務をくっつけてEタックスなる仕組みを作ってくれた。これで自己申告制になるかなあと期待してるんですけどね。少なくとも、自分が人を雇うことについては、「税務は自分で勝手にやってください。資料はあげるから」というシステムに変更される、のが条件なんです。なーんか、ちっともそうなりそうもないんですけどね。
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2019年05月29日 | 仕事
を読んで、起業に必要なことは、一応頭に入った、ような。どうだったんでしょうかね?で、この手の本なんですが、原則税理士さん、または税理士事務所が編纂しているんです。従って、必ず「税理士を活用しなさい、法人化しなさい」と書いている。その理由は、

1)一定以上の利益が上がった場合は法人の方が税務上有利だから
2)社会的信用度が高くなるから

 というのが大きいんじゃないかと思う。他にもあれこれあるけれど、うーん、これは真に受けないほうがいいな、と。個人事業で十分じゃないかと思って法人化はしなかった。本の著者である税理士さん達は、自分の仕事を増やしたいから「法人化しましょう、その方がメリットがでかいよ」と言いたいだけなのでは?とも考えちゃって。

 実際には、法人化するメリットはあれど、ずるずる個人事業で来てる。法人化=税務が手に負えなくなる、ということで、税理士さんに入ってもらわないと経理を自力で行うのはまず無理になってしまう。その位、税務が複雑になるし、これを間違えると、その気がなくても「脱税だあ!!」と絞られる&追徴課税と。法人というのは、一種の「人格」で、自分の会社のはずなんだけど「自分」じゃなくなっちゃうんですよ。ので、生かすも殺すも、手続きがエライ大変になる。これもやめといたほうがいいんじゃないかと思う理由。

 個人事業の税務上の特徴は、控除はあれこれあるはあるけれども、原則事業の利益=事業主の所得ということで、所得全てが所得税の対象になる、という点か。これって、法人経営に対してすごく不公平じゃないか、というのは青色申告会が毎度毎度政府に対して言っていることで、事業者報酬制度をつくれつくれ、けど、相変わらず「青色申告控除」程度しか認められていない。法人格の場合、事業主の所得も「給料」として扱われるので、有利になる、らしいのだ。

 但し、法人化すると、おそらくは税理士さんに支払う報酬がそれなりの額になる。自分の計算では、個人事業の場合に持ってかれる税金とトントンか、報酬の方が高くなるか、という感じなんです。税務調査の場合も、税理士さんに立ち会ってもらわないと訳分らなくなるのが必定。だったら、自分から経理が離れてしまう方が危険ではないかと思った。どうも、管理して把握してないと不安になっちゃうたちだから。

 あとねえ、法人化しないほうが逆にいいのでは、と思ったのは、「動物病院」という特殊性もある。開院当時、法人格になれるのは「株式会社」か「有限会社」のみ。なんか、どっちも「稼いでまっせ」というイメージでねえ。ここら辺の「企業イメージ」というのは実に微妙。なぜかは知らねど、病院のような組織は「福祉」っぽくて、なぜか儲けちゃいけないみたいな感じでしょ。稼がなくちゃ組織って回らないんですけど。おかしいよね、自分の懐には金がなくちゃヤダ、でも、どっかが儲かるのは気に食わないというの。
 今は合同会社や有限組合・社団法人等々ありますけど、当時の株式会社は、設立に資本金300万用意してないとダメです、と決められていた。今は資本金1円でも設立できるんだが。

 で、今、自分が考えている法人格の有利さは
1)厚生年金に加入できるし、それを損金にできる。家族を従業員にした場合にも、厚生年金に加入させることが可能。個人事業主の配偶者は厚生年金に勝手に入れる、しかも保険料はタダという「第3号被保険者」の資格を取れないのだ。これ、ものすごい差別だと思ってるんですけどね。第3号の問題点は多々あるが、いい年した大人の保険を、なんで社会が払ってやらなけりゃならんのだ、しかも、自営業者の配偶者というだけで、その資格がないって、ふざけてる、というのはもっとガンガン言うべきことじゃないかと思う。第3号については、仕事してないなら、仕事してる配偶者がその人の分も一緒に支払いなさい、というのが当たり前だと思うんだよね。家に「専業主婦」だか「専業主夫」だかを置いておけるくらい稼いでいるなら、年金や保険位2人分払うのが当然ではないか。
2)個人事業主は、特例を除いて「労災保険」に加入できない。仕事上危険な目に遭ったり、そのせいで怪我したり病気したりしても「自費でどーぞ」となる。我々は「趣味」で仕事してるわけじゃないはずなのにさ。

 かように、個人事業が不利な点って、実は税務以外の場所にあるんです。
 
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起業

2019年05月29日 | 仕事
というか、独立するにあたってはまあ、色々あったといえる。職場の居心地が良ければ、別にスタッフのままでもよかったのかもしれないが、そうじゃなかったのだから仕方がない。

 ただ、そういう「今の現場がヤだから独立」といのうのは、かなり危うい理由付けですわね。独立したところで、結局「ヤな部分」というのはいくらでも出てくるものだからだ。ので、起業する(で、今までと同じ職種で仕事する)となると、ヤな理由とか、その改善点とかをがっちり分析してそれを排除する、ところから始めるのが重要じゃないかと思う。あと、借金をしょってまでやれるのかどうか、も考えないと。自営業の場合、借金は無限責任で、額によっては大変なことになりかねない。

 で、独立して起業するに際して、あー右も左も分からないんですけど、というのに大変困った。起業って簡単に言うけど、要するにどうするのが「起業」なのか?

 しょうがないので、今ならネットなんでしょうけど、とりあえず本を買った。多分、本の方がまとまった知識も得られるし、何度も読み返したり保存もできるからいいんじゃないかと思う。その本がこちら



古い本だが、今もとってあるし、読み返すことも時々。最初の頃はしょっちゅう読み返してたかもしれない。まあ、税務等々は、この本が書かれた頃からまた大きく変わっているので、通用しない所も多々あるが、基本的な考え方はその通り、じゃないかと思う。

 今ならなあ、例えば市報だの県報だのを読めば、「起業セミナー」みたいなのがしょっちゅう開催されているから、そういうのに参加してがっちり勉強すればよかったとも思う。ただ、20年前はそんなものがなかったように思うし、あったとしても、その情報を得るのが難しかったから~~。
 ただし、この手のセミナーで「煽り」が入ってくる奴はダメですけど。煽られていい気分になって、ノリと勢いで起業っていうのは一番危ない。

 
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