なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

科博

2025年02月06日 | 仕事
「鳥展」へ。人だらけでぶったまげました。平日なのに・・・・・・。
 もっとすごかったのが国立西洋美術館。「モネ展」を開催中なんだけど、まあ、長蛇の列。入口まで2時間はかかりそうな勢い、なのに、皆さん極寒の中ふきっさらしの庭で普通に並んでいる。いや~~、丈夫な人が多いんでしょうか?

 で、科博。本当に人が多い・・・・。で、皆さん熱心に見る・写真撮る(撮影OKの場所もあったので)、海外の人はほぼいなくて、しかし日本人は老若男女ぞろぞろ。日本人って勉強が好きなんですねえ・・・・。で、鳥好き。まあ、一番身近にいる野生動物の一つですもんね。

 これを見に行ったのは、仕事がらみというか。鳥は診療対象なんだけど、結構苦心する理由は、どうにもインテリジェンスの方向性が哺乳類と違う感じがしてて、投薬等々悩むことが多いから。ヒントが欲しかったんですよね。今回の展示はおおむね分類学に基づくものだったんだけど、まあまあヒントあり。例えばダチョウ。頭悪いんだよ、なんでだ?と思ってたんですが、かなり系統的に古い種、というのがどうも理由の一つっぽい。そうは解説されてませんでしたけど、なんとなく納得。しょうがないか。
 インコ類は反対に図抜けて頭がいい。これがまた困りものなのだが。しかし、鳥ってそれなりに言葉を使っているらしいので、言葉を使う=賢いし、脳が発達してるってことだから、それをうまく利用して治療した方がいいでしょうね。

 
これは絶滅した現時点で最大と言われている鳥なのだが、並みのドローンよりもうんとデカイ。こんなんに襲われたら即死だなあ。。。。

 一方、ヤマドリの標本を見てついつい「あしびきの 山鳥(やまどり)の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む 」と呟いてしまう。うーむ、こういう風に動物やら植物やらを詩にする、日本だけでしょうね。

 鳥の声も紹介されてましたけど、ついつい耳を澄ませてしまう、西欧なんかじゃただの騒音扱いとも聞くし、日本人でよかったわあ。

 
 で、最後に各都道府県の「県鳥」紹介。市の鳥もあるし(入間市はひばりだそう、そうなの?)日本人ってホント、鳥好きなんですねえ。

 そうそう、アホウドリっていますよね。あれ、改名できないもんかね?酷い命名だと思いますよ「アホウドリ」&「バカガイ」って。


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