姪っこ
2006年05月07日 | 考
が我が家へやって来てあれこれ喋るのを聞くと、なかなか面白い。なにがって、突然ギョッとする意見を浴びせかけられるから。
こないだの話。
1)「おばちゃん(ハア、あっしはそうだね、おばちゃんだな)って大変だよねー」と言う。「なんで?」「だって、借金がいっぱいあるから」だと。ハハ、その通りだが。続けざまに曰く「お年玉とか貰うけど、大丈夫なのかなって心配になるの」だって。ので「うん、もし本当にヤバくなったら言うからさ。そん時はお年玉カンベンしてくれる?」と言っといた。「うん」だって。
2)「おばちゃんの仕事って大変だよねー。心配だ」「どこが?」「だって、薬とか取り違えたら死んじゃうじゃない」だって。「間違えたりしないの?心配じゃないの?」と浴びせ倒しされる。「うーん、もちろん、間違える可能性はあるよ。だけど、食い止める仕組みってのが色々あるわけさ。そういうのをちょっと改良して取り入れてるから」と言ったんだが、腑に落ちない感じなので追加して「あとね、患者さんが『センセ、この薬、前のと違う』ってすぐ簡単に言えるようにしておくんだ。そうすると、間違いが防げるでしょ」と言ったら、納得顔になってくれた。
3)車で出かけようとしたら。「ガソリン代が上がってるじゃない。大丈夫なの?」だって。「そうねえ、燃費がいい車だから、あんまし影響ないなあ」と言ってから「燃費」なるものの解説をする。そしたら「ニュースで、大変だってやってたよ」と。なんでもインタビューされた人が「電車で行くか、車にするか、悩んでます」なんて喋ったんだって。ので、「多分その人はね、『車だと渋滞するし、電車だと乗換えがめんどくさいし』って考えてたんじゃないの。それを『ガソリン代が高いから車はやめよう』に仕立ててるだけだよ。テレビって適当に編集できるじゃない」と教えてあげた。「ふーん」だって。
ウーム、我が姪っこはなんだか、金の話を吹き込まれて心配症になってるなあ。とはいえ、社会で語られてることに興味や関心をもってるからこそ出てくる質問や意見だよね。たいしたもんだ。でも、切り込み方がすごくダイレクトだから、ぶつけられると、一瞬うろたえるよな。
そうだな、自分が子供の頃、というかティーンの頃は、大人の喋ってることが全て「建前」に聞こえて不愉快極まりなかった。その心は、こうしてティーンになりかけの子供と話していると分かる。結局、当時の大人連中の話には「誠意」ちゅうもんがなかったんだ。例えば金の話だと、二言めには「金がない」と言いながら具体的な話が全くできないとかね。「子供は黙ってろ」だの「そんなこと、心配しなくていい」とかなんとか言いつつ、じゃ、目の前でため息をつくなよ!!こっちが金食い虫みたいにブツブツ言うな!!ての。
こないだの話。
1)「おばちゃん(ハア、あっしはそうだね、おばちゃんだな)って大変だよねー」と言う。「なんで?」「だって、借金がいっぱいあるから」だと。ハハ、その通りだが。続けざまに曰く「お年玉とか貰うけど、大丈夫なのかなって心配になるの」だって。ので「うん、もし本当にヤバくなったら言うからさ。そん時はお年玉カンベンしてくれる?」と言っといた。「うん」だって。
2)「おばちゃんの仕事って大変だよねー。心配だ」「どこが?」「だって、薬とか取り違えたら死んじゃうじゃない」だって。「間違えたりしないの?心配じゃないの?」と浴びせ倒しされる。「うーん、もちろん、間違える可能性はあるよ。だけど、食い止める仕組みってのが色々あるわけさ。そういうのをちょっと改良して取り入れてるから」と言ったんだが、腑に落ちない感じなので追加して「あとね、患者さんが『センセ、この薬、前のと違う』ってすぐ簡単に言えるようにしておくんだ。そうすると、間違いが防げるでしょ」と言ったら、納得顔になってくれた。
3)車で出かけようとしたら。「ガソリン代が上がってるじゃない。大丈夫なの?」だって。「そうねえ、燃費がいい車だから、あんまし影響ないなあ」と言ってから「燃費」なるものの解説をする。そしたら「ニュースで、大変だってやってたよ」と。なんでもインタビューされた人が「電車で行くか、車にするか、悩んでます」なんて喋ったんだって。ので、「多分その人はね、『車だと渋滞するし、電車だと乗換えがめんどくさいし』って考えてたんじゃないの。それを『ガソリン代が高いから車はやめよう』に仕立ててるだけだよ。テレビって適当に編集できるじゃない」と教えてあげた。「ふーん」だって。
ウーム、我が姪っこはなんだか、金の話を吹き込まれて心配症になってるなあ。とはいえ、社会で語られてることに興味や関心をもってるからこそ出てくる質問や意見だよね。たいしたもんだ。でも、切り込み方がすごくダイレクトだから、ぶつけられると、一瞬うろたえるよな。
そうだな、自分が子供の頃、というかティーンの頃は、大人の喋ってることが全て「建前」に聞こえて不愉快極まりなかった。その心は、こうしてティーンになりかけの子供と話していると分かる。結局、当時の大人連中の話には「誠意」ちゅうもんがなかったんだ。例えば金の話だと、二言めには「金がない」と言いながら具体的な話が全くできないとかね。「子供は黙ってろ」だの「そんなこと、心配しなくていい」とかなんとか言いつつ、じゃ、目の前でため息をつくなよ!!こっちが金食い虫みたいにブツブツ言うな!!ての。
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