作品の紹介
ときどき、こんな人がいるのです。山に入ったまま、帰って来られなくなってしまった人が―。仕事も家族も失い、絶望のうちに山を彷徨う男が見た恐ろしい幻影。少女の頃に恋した少年を山で失った女の、凄絶な復讐。山で見たおぞましい光景が狂わせた、幼なじみ三人の運命。死者の姿が見える男女の、不思議な出会い。闇と光、生と死、恐怖と陶酔が混じり合う、四つの幻想的な物語。「Google ブック検索」より
不思議の世界へ誘ってくれます。
壱の壱 壱の弐 壱の参
トカゲのしっぽきり 汚い! 山に食われる・・・二足歩行では・・・
弐の壱 弐の弐 弐の参
電話が・・・どこから 最後はいっしょに
参の壱 参の弐 参の参
「山に呼ばれてしもうた」小さな黄色い蝶 何?そうだったの・・・でも最後はそうなるのね。
四の壱 四の弐 四の参
知らないでこの世に人間の姿でいるんです。って話は聞いたことがあります。案外たくさんうろうろしているとか。
「山へ還りなさい」と言われないとわからいのね。
そして 終話までもが怖いです。
最後の解説がとてもいいです。なるほど~そういうことでしたか・・・
死神が肩にとまっているのが見える。と言った人がいました。
どうやったらみえるの?と、聞いた人がいましたが、とある時期から見えるようになったと言っていました。とある時期とはこんなところには書けません。
子どもたちが幼稚園児だった頃、少林寺拳法を習っている1時間半。お母さん仲間とお茶して待っていた時の話。
普通のお話をしていても、何かが見えるのでしょう・・・突然 あっ!と言ってその手のお話が始まることがありました。
お豆腐屋さんの奥さん 朝早いお仕事だから、眠くなって変な物が見えるんじゃないかって言われていましたが、早起きはご主人だけだと・・・何度聞いても頭の上に?がポポポポっとでていました。でも、興味津々、乗り出して聞いていたのは みんなでしたよ。
で・・・赤ちゃんってとんでもない所を見て笑ったり、天井を向いて手に持っているものを あーい! ってあげようとしたり、階段の上を見てお話していたり・・・ちょちょっと誰もいないわよ~なんて時期もあったりで不思議でした。
赤ちゃんには何か見えているのでしょうかしらね?って、ママさん仲間と、うちの子も~ってそんな話で盛り上がったこともありました。ついでにワンコも誰もいない所をみて吠えることもあるって話をした人もいました。
修学旅行の夜みたいですね。 一人ずつ告白して ギャー! トイレには団体で・・・私たちの頃はホテルではないからお部屋にトイレなんかなかったのです。
この本を読んじゃったから 高原の家で一人で留守番ができないです。だって山なんです。
自然の描写が美しいです。が、怖いです。が、妙に惹かれます。ビビリのくせして不思議は大好物なのです。
あさのあつこさんは映画にもなった「バッテリー」を書いた作家さん 多才ですね。