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介助犬にならなかった、いと。けれど、その笑顔でみんなに幸せを運んでくれた―『一分間だけ』の原田マハ(文)、『盲導犬クイールの一生』の秋元良平(写真)、珠玉のコンビが贈る奇跡の物語。
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最近は上野の文化会館小ホールのコンサートで、車椅子のお席の横でおとなしくお座りしている介助犬に会った。
とってもいい子にしていて、おばちゃんがいい子ね~って頭を撫でようとしたら、近くにいらした方が、お仕事中だからと・・・
なかなか街中で出会うことはないし、本当に可愛くていい子だからうっかりなでなでしたくなるのもわかるのです。
お仕事中といわれた方は、あ、そっかそっかそうでしたね。と言ってバイバイして行った。
介助犬になるための子犬を育てると言うのは、家族総出で協力しなくてはならないから・・・ここでも家族のあり方などが書かれているように。
大きな犬だし、犬が苦手な人だっているわけだから大変な事もあると思うけれど、必要としている人のところにいける介助犬が増えればそれだけ豊かに暮らせる人も増えるわけだから、私もたくさんの人に知ってもらえるといいと思った。
子犬の いと を育てていたパピーホームの太田さん一家が介助犬にはなれなかった・・・ならなかった・・・いと に再会したのはとても感動的だった。
表紙は いと
この本の写真を撮った写真家の秋元良平さんが初めて出会ったときの写真だそうです。
可愛すぎる・・・表紙に なぁに? って言ってみたくなる。
素敵な写真がたくさん入っています。
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