内容紹介
みんなが、飾らずむりせず、自分そのものを生きることができたら、世界はどんなところになるだろう。
なんていうことのない日々に宿る奇跡のよう瞬間、かけがえのない記憶。
土地がもたらす力、自然とともに生きる意味。
運命的な出会い。男女とは、愛とは?
お金や欲望、不安に翻弄されず生きるには?
そして命と死を見つめるなかで知った、この世界の神秘とは――。
ほんとうの自分、を生きるための81篇からなる人生の処方箋。
「これが私の人生で、これが私の仕事。
ほんとは他のこともしてみたかったけれど、これがこの世にたったひとりの私。
だからこの道をゆっくり歩いていく。
私が得た光のかけらはあまり目立たないけれども、後から来て同じ道を歩いている人がもし気づいて拾ったら、水や食料と同じくらいに役に立つかもしれない。
そんなことをいつも願っている。」(本文より)
読書備忘録
書き下ろしエッセイ
「人形劇団」
人形がきれいな存在でいるために、こんなにも人間はドロドロしなくてはいけないのだろうか?
「どてらい奴ら」
奴らの奴は、男又
目の中の手術・・・ほんとホラーだ・・・
そういうがあったのですね。
「美しい会話」
ちょっと前までは何とも思わなかったけれど、高齢者に近づいてきたからなのか・・・
”昨今は人を家にあげたことによる恐ろしい事件も多く、職人さんに一刻も早く帰ってほしい奥さまたちもいるだろう。私もそう思うときもある。”
私もそう思うときがありますから、最近は家族のいる休日に来てもらうことにしている。それが無理な時は管理に行って、一応お伝えしておくことにしている。
だってどきどき舐めるように家中見ている人がいるから・・・
「総詐欺時代」
うむ・・・
「人の念」
わかる。
そういうエネルギーを送ることがある。
「死」
ちょっとずつ調整しながら、自然に死んでいくことはできるのではないかと思う。って・・・
いよいよ動けなくなったら、信頼しているお医者さんに苦痛だけ取ってもらって、窓の外のいい景色がある個室にいられれば、そしてだんだんと体が機能を失っていくのを見ていられればいいように思う。
私もそう思います。病気はしなかったのでかかりつけの病院はないから、信頼できるお医者さんでなくてもいいんです。
その時が来たら、ぶっちゃけ本当に思っていることを誠実にお話ししてみるつもりでいます。
「かけらたち」
いいお話し・・・