内容紹介
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「――ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編
授乳
コイビト
御伽の部屋
読書備忘録
授乳
この母にしてこの子あり、なんて子でしょう。
通学路の神社で「先生」の世間話が降ってくる。
可哀そう・・・昔も今も
コイビト
コイビトね~・・・恋人ではないの。ホシオもムータも・・・
病んでいるのかな~って、知らない世界だから思ってしまった。
十一年の終わりはそれがきっかけ?
御伽の部屋
わりとずかずか入り込んだ。
野良猫みたいって思っていたら、どうやらそう思われていたらしい・・・
カレンダーを固定していたピンを外した時には廊下にばらまくのかと思っていたら・・・異常だわやはり。それで介護?
お友達のお兄さん(お姉さん)は気になるところでしたが・・・
バイト先のステーキ屋の話に、そういえば足元ネズミが駆け抜けていたお店があったなぁ~チェーン店、有名な・・・なんてことを思い出した。
芥川賞を取ったときにこういうの書く人なんですか?って質問に、まぁぶっとんでます。ってお仲間の作家さんに言われていたっけ・・・
その賞を取った時よりずっと以前の作品だからね・・・ほんと、ぶっとんでいて何と言っていいのやら・・・くせになる。
★★★☆☆