内容紹介
読書家にして稀代の竹林愛好家・森見登美彦が、人気作家たちに「お願い」して誕生した、「美女と竹林」モチーフのアンソロジー。恩田陸「美女れ竹林」、京極夏彦「竹取り」など全10編を収録。『小説宝石』掲載を単行本化。
来たりて取れ 阿川 せんり/著
竹やぶバーニング 伊坂 幸太郎/著
細長い竹林 北野 勇作/著
美女れ竹林 恩田 陸/著
東京猫大学 飴村 行/著
永日小品 森見 登美彦/著
竹迷宮 有栖川 有栖/著
竹取り 京極 夏彦/著
竹林の奥 佐藤 哲也/著
美女と竹林 矢部 嵩/著
読書備忘録
竹やぶバーニング・・・パピーウォーカーか?かぐや姫ウォーカー?やっぱり仙台!竹を割ったような性格っていうけれど、竹やぶってやぶ蚊に辟易したり何かが潜んでいそうに思えたり上から天狗が飛んできそうだったりとちと不思議な感じのする場所だわ!人がたくさんいないと嫌だわ!と思っているから、かぐや姫ね?
美女れ竹林・・・毎年夏になると谷中の圓朝のお墓のある全生庵で幽霊画の展示があるそうで、中でも怖いと思ったのが竹林だと。そして子供の頃の話になり、竹林!やっぱりかぐや姫っているんじゃないの?
東京猫大学・・・ゲゼルシャフトとゲマインシャフトをみつけて、短大時代の先生を思った。何のことだかすっかり忘れている言葉だけと、その先生と文通のようなことをしていたのを懐かしく思った。
永日小品・・・いやー戻れてよかった!
竹取り・・・佐久間君のはなし!このお話これだけで、あ、佐久間君ねと思い出せる。
竹林の奥・・・漫才のコーンフレーク!が先にぽわぽわしたもんだから、何の話でしたっけ?
アンソロジーだからいろいろ!