ココアのhappy palette

小さなしあわせさがして…

桜が散るがごとく…

2014年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム

東京の桜も満開が過ぎて、

あちこちで花吹雪、花びらの絨毯が広がります。

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先週から引き込んだ風邪が、まだすっきり治らないうえに

寝起きのときのめまい感やだるさ…

どうも春はいまひとつ元気が出ない。

そんな中、突然届いた千葉に住む叔父の訃報。

昨日は、一日をかけてのお見送りをしてきました。

私の父の妹の連れ合いである叔父は、88歳。

叔母は数年前から、グループホームに入居中。

叔父は独り暮らしでしたが、家事もしっかりこなしていました。

胸が苦しいのに、土日だからと我慢をして

月曜日に一人でタクシーで乗り病院へ行き、入院となったそうです。

入院後も冗談が言えるほど元気だったのに

心筋梗塞の突然の急変であっという間に逝ってしまいました。

不謹慎かもしれないけれど、

ある意味、このようなピンピンコロリは憧れです。

叔父とも叔母ともいつ会ったのが最後かな…と思い出すと

私の父の四十九日の法要が最後なので、かれこれ20年以上でした。

電話では、話していましたが、

忙しさにかまけて不義理 となっていたことをお詫びしました。

叔父の意向で、無宗教で行われた告別式。

大好きだった演歌の数々の演奏の中、厳かに見送りました。

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いとこたちとも会うのは、20年ぶり以上。

懐かしいねと、思い出話に花を咲かせたり、

こうやってなかなか会うこともないよねと写真を写したりと…

叔父がおぜん立てしてくれた、時間だったのかもしれませんね。

帰りには、家族がそのまま

叔母のいるグループホームに会いに行きました。

突然の大人数の喪服の訪問で、

びっくりしないかと心配をしていましたが

にこにこ顔で迎えてくれました。

おばちゃん!と昔のように呼んでみると

私のことも、「わかっているわよ」と昔と変わらない口調。

正直どんな状態か、心配になっていましたが

会いに行ってよかった!

家に帰ってからは、今の叔母の姿と若かりし頃の姿、

声も蘇ってきました。

最初から行くことがわかっていたら、

叔母の作ってくれた木目込みのお雛様を

今でもだいじにしていることや、写真を写して持っていけばよかった。

でも、元気なうちにまた会いに行けばいいのよね。

誰もがずっと元気でいるものと思っていても

確実に、年を重ねていきます。

会える時にあっておかないといけないと感じたし

叔父や叔母たちがいなくなっても、親戚とは

いい関係を作っていかないと、

どんどん親戚関係も小さくなってしまうのでしょう。

桜の散り行く姿に、人生の短さ、儚さを感じた一日でした。

コメント (24)
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