北陸旅の最終日は金沢に戻り、「金沢21世紀美術館」へ。
「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を
目的に開設されました。
現在に座標軸を置いた美術館として、
そのコレクションにおいても現代の美術の状況と
密接に関わる作品が核となるように心がけてきたそうです。
美術は好きでいろいろ観てはきていますが
現代美術は難しい。
正直あまりわかりませんでした。
21世紀美術館といえば、レアンドロ・エルリッヒの
「スイミング・プール」が有名。
設置されたプールを上から見下ろすと、
プールは深く水で満たされているかのように見え
下にいる人がまるでプールの中にいるように見えます。
実際は透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけ。
ガラスの下は水色の空間で、この内部に入ることができるんです。
私は深いプールの中のつもりで、鼻をつまんで沈んでみました。
プールの中に入ると、上からのぞいている人も見えます。
仕掛けは簡単なことなのに、これは面白かった。
こちらは人気なので、当日の朝9時ジャストからネットで予約。
あっという間に、いい時間は取れなくなります。
でもプールの中にいられる時間は、なんと5分。
現代美術に少し触れて、庭園をうろうろしていると
お茶室が目に入りました。
こちらは松涛庵で、学芸員の方から説明を受けて、
お座敷の中にもあがってみました。
元は、江戸根岸にあったもので昭和54年に金沢に移築されました。
戦火を逃れ、江戸時代末の風情を今に残す貴重な建造物。
木立に囲まれた草庵風茶席、
山宇亭、腰掛待合もあります。
紅葉が見頃で美しかった。
あっという間に2泊3日の旅は、終わりました。
雨の予報でしたが、ほとんど傘もささず
スケジュールどおりの旅になりました。
次回は、加賀温泉のお宿です。
2024年11月19日