去年は無精して、サクランボの木にネットを掛けなかったので、野鳥の餌食となり僕は一個も食べられなかった。今年は一生懸命ネットをかけたお陰で御覧のような豊作である。
十分熟れてきて、もう収穫しないと味が落ちてしまうのだが・・・、収穫は妻におしつけ、あてもなく家を出た。
何処に行っても何かある季節ではなく、さて、何処に行こうかと考えながら車を走らせる。何故、今年はチゴユリに出会えなかったのかが気になっていたので、再度、その痕跡でもと探しに行ったが、やはり何も気配は無かった。
公園を出てT字路にさしかかったときにどちらに曲がろうか迷った。ふと、こんな選択で運命が決まるのかもしれないと、確かにその時に思った・・・。その時、毎年、淡河のS公園でチゴユリが咲いていたのを思い出し、S公園に行くことにしたのだ。
途中、ホタルブクロの群生が順調に育っているのを確認して、S公園に着いた。この公園ではいつもの癖で、ゆっくり運転しながら幾つかのポイントにきのこが出ているかを見ながら進む。
キンチャがいつも出る山側の斜面のヤマナラシの林を車の中から覗き込みながら、前かがみになって下から上を覗き込むように・・、そう、スカートの中を覗き込むように(想像です)、ゆっくり走りながら観察すると、「あっ、もう出てしまったのか・・」、茶色い傘が見えた。その直後に強い衝撃を体で感じた。とっさに車の前方左側を見ると、ドアミラーがゆっくり落ちていくのが見えた。
ドアミラーがない・・・
なんじゃ、この木は・・、道にはみ出しているじゃないか!と、蹴飛ばしてみたが、後の祭りである。車はとみるとバンパー、フェンダー、ドアがへこみ、ドアミラーはポッキリ折れて地面に落ちていた。まあ、しょうがないので、妻に電話して保険会社に連絡をとってもらった。「もう少し、見てから帰る」というと、「まだ、そんな元気あるの?」と言われた・・・。
キンチャヤマイグチは例年、ゴールデンウィーク後に一度出て、それから散発的に発生し、10月位まで発生する。今回のは既に1週間程度前に出ていたものと思われる。予想通り、僕の前に誰か来たようだった。
その他、冬にも発生していたフェムスジョウタケ?がまだ出ていた。
フェムスジョウタケ?
以下は公園内での草花、虫たち・・
ツクバネウツギ
ウツギの仲間と虫
キンラン? ギンラン? (キンさんギンさんみたい)
キンモンガ
クサフジ
車に戻ると保険会社から連絡が来ていた。状況を報告し対応を依頼したが、レッカーの手配を勧められた。でも、面倒くさいので自分で運転して帰宅した。
家で破損状況を見てみた。ドアミラーって、プラスチックでできてるの知ってました?チャチなもんですね。
今回の教訓、あてもなく車で走るのは事故のもとである・・・。いや、違う。脇見運転は事故のもと、である。情けない。