ミヤマベニイグチ
話すと長くなるのだが・・・・、でも話さなければ分からないな・・・・。
日曜日は天気予報では、天気が悪く午後には雨も強く降る・・・・筈だった。昨日は雨の中、歩き回ったから今日は大人しくしていようと思っていたのだ・・・・が、何で朝から青空が広がっているんだ?
その内、雲が広がり雨でも降り出すだろうと思っていたが、薄曇りのまま。慌てて家を出る。今日も山に登ってトレーニングしなければ。
少し離れた山を目指す。といっても昼からだから低い山だ。高速に乗って近くのICで降りた。さて・・・と地図を探したが、自宅に忘れたようだ。ナビで目印を探そうと思ったが、分からない。どこかで人に道を聞こうと思っていると、空は暗くなり・・・・、やがて雨が降り出した。そのころには3時近くなり、今さら山登りでもないか・・・。空しさを感じつつ、帰路に着く。
高速を降りて自宅に向かう途中、これでは無意味な一日になると思い直し、先週も登った山に向かった。登り始めは午後の3時半。同じ道を登る。同じパンツ、同じシャツ、同じ靴。でも、シャツの下に秘密兵器を着てきた。こいつの威力を確かめたかったのだ。
先週も蒸し暑く、山頂まで登るまでに汗でシャツはビショビショになり、山頂で着替えたが、下りでも汗で濡れ、最後は体が冷え切ってしまった。今日はどうなのか・・・
先週と同じような蒸し暑さの中、一時間程で山頂着。汗は流れるほど出ているが、上に着たシャツはそれほど濡れていない。山頂のベンチに座った時に汗が秘密兵器の裾から流れ出た。
山頂には三脚を構え、空の写真を撮っている若者がいた。空を見ながらレンズを取っ替え引っ換えしている。しばらく休みながら見ていたが、何をしているのかどうしても知りたくなった。何でも、以前に雲の写真を撮っていたら、太陽の下に珍しい虹のような色に染まる雲の写真が撮れたのだと言う。それはとても珍しいものだと人から知らされ、そのような光景を捜し求めているのだと・・・・。昼から良い条件になってきたので、この山の頂上に上って来たらしい。篠山の山に登ろうと行って見たが、雨が降り出したのでこの山に登ったというと、「そうですね、あっちの空は暗くなって、梅雨空の雲でしたね」という。この頂でずっと見ていたのだ。こいつは同類だ、と思い、「また、どこかで会いましょう」といって山頂を後にした。
30分は話していただろう・・・、でも体は冷えることはなかった。降りる途中、登るときには気が付かなかった赤いイグチを見つけた。
ミヤマベニイグチ
下りはやはり楽だ。軽快に下ってゆくが・・・・
下った先には、また登らなければならない山が見えている。低い山といってもこれが続くのは嫌だ。
ヘビキノコモドキ
途中に見かけたきのこ。毒です・・・。
とはいっても、先週よりは体が慣れたのだろう・・・。調子に乗って、駐車場まで一山越えて近道しようと思った・・・。道があるのかないのか分からないところを進み、山を越えたところ・・・
懐かしい池だ。よく夏に通った池。誰もいない池で泳いだものだ。
足元のニガイグチ属
丘を下り、剥き出しのガレ場を下り、駐車場に着いた。
最後の冒険は余計だったが、汗もたっぷりかき、秘密兵器の威力も確かめられたので、まずまずの一日・・・・・だった。帰宅後のビールが旨かった。