黒姫山
両親と一緒に子供の頃、毎夏通っていた高原に行ってきた。もう、親は年なので一番、疲れないように移動する。黒姫の駅までは電車、駅には車で迎えに行き、その後は車で昔懐かしき場所を歩く・・・・予定。
自宅を朝の5時に出て、ひたすら高速を東進する。小牧JCで北上して中央道に進み、さらに長野道に抜ける。その後、上信越自動車道を走った。
黒姫の駅に着いたのは12時30分過ぎ。早すぎた・・・・・、電車の到着は14時だ・・・。もう、10年以上、この辺りには来ていないので、道も随分変ってしまいさっぱり分からない。昔はなかった道の駅に寄って情報収集。
ヘブンリーブルー
一番か、二番目に好きな西洋朝顔だ。やっぱり、高原のアサガオは青が綺麗だ。さて、微妙な空いた時間、どうしようか。
近くの黒姫高原の方に車を走らせた。途中・・・・
アジサイ
道の脇にアジサイが沢山、植えてあるのだが、とにかく、青が綺麗だ。黒姫のスキー場に向かって走り、なつかしいゲレンデの辺りまできた。この辺りの目印だった、シャレー黒姫は・・・・もう、無かった。
近くに車を停め、散策。
ギボウシ
このギボウシは、子供の頃から毎年、見てきたもの。でも本当の名前を知らない。
ウツボグサ
高原のウツボグサは華奢で、花の色も淡く、優しい・・・
きのこだ。
イグチのようだが・・・・
ススケヤマドリタケ?? Boletus hiratsukae Nagasawa?
自宅周辺でヤマドリタケモドキは山ほど見てきているが、これは違う。傘表面の様子も違うし、柄の色の濃さが違う。採ろうとして折れてしまった柄の匂いは、まさにヤマドリタケモドキと同じ。柄の網目は根元まで入っている。これまで、見たことはないのだがススケヤマドリタケでは・・・・
柄の地の色と網目の色が見分けるポイント・・・、この個体は地の色は濃く、網目の先が白いススケヤマドリの特徴を持っているように思う。
カバイロツルタケ Amanita fulva (Schaeff.) Fr.
普通、これはカバイロツルタケとするのだろう。八ヶ岳周辺では、妙に色の薄いカバイロツルタケがあったし、これも自宅周辺でいるカバイロツルタケとはちょっと、違う雰囲気だ。ヨソオイツルタケのこともあるし、このあたりは今後、精査されるべきところのような気がしている。
コウジタケ Boletus fraternus Peck
鮮やかな赤。なかなか、自宅周辺では、これだけ鮮やかな赤には出会えない・・・。
コウジタケ 青変性を確認・・・
黒姫高原を後にして、もう少し走り、杉の沢方面に向かった。白樺の木が増えてきた辺りで車を停め、歩いてみる・・・・
白樺林への道
アセタケの仲間 八ヶ岳でも良く見る大型のアセタケ
これは、多分クロハツだろうな、と思ったが確認せず。
タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.
一瞬、ベニテングタケかと思った。というより、ベニテングタケを目当てに歩いていたもので・・・。でも、綺麗な姿だった。
ツルタケ Amanita vaginata var. vaginata (Bull.) Lam.
タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.
ドクツルタケ Amanita virosa (Fr.) Bertill.
死ぬよ・・・食べると・・・
クロチチダマシ Lactarius gerardii Peck
オカトラノオ
白樺の林の中にオカトラノオが沢山咲いていた。時計を見ると、両親の乗った電車が駅に着く時間が迫っていた・・・・。
あわてて、車に戻り高原をひた走る・・・・
何とか、間に合った。
長野発、上越行き?