大蔵避難小屋
先着の人は一足先に小屋を出て行った。こちらも、少し後に小屋をでる。雨は止む気配はなく、長居は無用のようだ。
雪や雨が降っているときにそれを写真に写そうとしても、なかなか、旨く写すことができないものだ。この写真は往路に写しそこなった小屋の姿を、思い直して戻り、写したものだが、強い雨の様子がしっかり写っているな。
ベニバナイチゴ
小屋の周囲にあるベニバナイチゴの木。実は2cmもあろうか・・・。食べてみたが、甘くはなかった・・・。
下りの山道は川となり・・・・
このような緩やかな道は川で済むのだが・・・・、傾斜の急なところは滝となり・・・・、でもそこを歩いて下るしかない。今、見ると道をみると両脇にオオバコが生えている・・・。
途中、空がゴウゴウと鳴り出し、雷かと驚いたが、飛行機でも飛んできたのかもしれない・・・。
これは、ないだろ・・・
プール
登山道から流れ落ちた雨水と斜面から流れ落ちる雨水が合流して、道はプールになっている。どこを歩けというのだ・・・
そんなことを繰り返して、漸く・・・・
あと、1km
赤い実
帰り道には、写真を撮ろうと思っていた赤い実・・・。カメラを取り出し、撮影。
やがて、白水湖の登山口に辿りついた。登るときには気が付きもしなかった休憩所、そこで座り込み、暫し、放心状態・・・・。レインウェアの下は上も下も汗で飽和している。ゴアテックスもダイエットスーツのようだ。
気を取り直して、白水湖の唯一の店に入りアイスクリームを食べた。そして、レインウェアを脱ぎ、道の駅まで下った。その途中、下山のときにも聞こえていた轟音を間近に聞いた・・・・・
この流れが、道の下を落ちて行くのだ・・・・。あの、登山道を流れ落ちていた水も、そこかしこから集まり、流れ落ちてゆく・・・・。
ハンゴンソウ
改めて、来し方を眺める・・・・・
よく無事に帰ってきたな・・・・
!!、山を写したカメラのモニターが滲んでいた・・・・。景色とモニターを比べてみるが・・・・、カメラのモニターに雨水が浸入したようだ。だよな・・・・
その後、道の駅に戻り、温泉に漬かり・・・・着替えはザックの中でずぶぬれ。来たときに着ていた単パンとTシャツに着替え、自宅を目指した。
来るときには夜で見えなかった御母衣ダム
幸いなことに大した渋滞もなく、帰宅。翌日は洗濯と物干しの日となった。歩き通した充実感と、そう簡単には回復しそうもない疲労感が残っていた。