今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

クリフウセン登場で夏物退場・・・・?  2011.09.18(2).

2011-09-20 23:49:28 | Weblog

cortinarius sp.

 クリフウセンの良さそうなところを採集して、斜面を眺めなおすと上品な紫。無理して名前は付けないでおこう・・・。ま、分からないだけ。。


 斜面から降りて、また道を歩いていく。前週にタマゴタケを採った所を見てみると・・・・



タマゴタケ

また、出ている。


 誘われるように川に降りてゆくと、頭だけ・・・・



 


 ちょっと掘ってみるか。。






    


 川の脇は相変わらず湿度が高い。汗が吹き出るのと・・・蚊が凄い。





 道は川の脇を過ぎた。また、道を左に折れて山の中に入って行く。





 日陰の林の中に彼岸花が一輪だけ咲いていた。さて、森の中はどう変わっているのだろう。





 苔が覆った地面から茶色のイグチが出ていた。


    

柄、孔口とも、青変性が強い。




柄の断面は黄色。一部は赤味がかり、一部は僅かに青変。傘径は10cmくらい。一見、クロアザアワタケのようだが、違うような気がする。


 その近くの林にまた、イグチが出ていた。




遠目には、Tylopilus alkalixanthusかと思ったが、近づいてみると僅かにピンクがかっていた。


    

柄も薄っすらとピンクがかり、引っ掻くと表皮がペロリと剥がれたが、変色は無かった。孔口は速やかに青変、のち、黒っぽく色褪せた。




傘、柄の肉ともゆっくりと淡く青変。これも分からない・・・。


 少し歩いた林の中に茶色のイグチが沢山出ていた。




先週は全く見かけなかったイグチ。






コゲチャイロガワリ

孔口、柄の強い青色性は確認したが、写真なし。虫に齧られた跡が赤変している。


 1週間で出ているイグチは随分と変わるものだ。もっとも、出始めて1週間残っているイグチはないから、当然なのかもしれない。


 これは、1個体だけ、先週も見かけたイグチだ。







栗色の傘、孔口は白く、フモトニガイグチに見られるような変色性はほとんどない。


 齧る。噛む。暫くしても苦味は感じない。フモトニガイグチはかなりはっきりと苦味を感じるのだが・・・・。以前、どこかの観察会で同じイグチを見つけて、クリイロニガイグチではないかと講師に聞いたところ、クリイロニガイグチは正しくはフモトニガイグチである、とのこと。しかし、最近はフモトではない、似たニガイグチがあって、それは苦味がないという。北陸のきのこ図鑑には、孔口が弱く褐変して味は僅かに苦い「クリイロニガイグチ」が記載されているが、これがクリイロニガイグチなのかもしれない。先週は、フモトニガイグチだらけだった山だが、今日はみんな朽ちてしまったようだ。


 その後、シロオニタケの仲間に沢山出会う。




この姿で思い浮かぶのは、スオウシロオニタケとササクレシロオニタケ。抜く。




この根っこはスオウシロオニタケかな。








これも、スオウシロオニタケ






 そろそろ、コースも終盤。また・・・・


    



不明


 相変わらず、分からないものばかり。






ケロウジ


 夏物はまだ退場しそうもない。クロカワ(ロウジ)の季節が待ち遠しい。

つづく。
コメント (2)
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