日中は暑いので外に出る気にもならず、珍しく家で仕事をしていた。相変わらず、外は良い天気で、今年はどうしちゃったんだろう・・・。夕方近くになり、ようやく一段落がついて家を出ることにした。
この時期、特に当てもないのだが、毎年通っている鷺草の咲く湿地に行くことに。きのこの山の麓にあるところなので、きのこの様子も見れるかもしれないしね。。
いつもの池の脇のスペースに停めて、歩いて行く。午後の4時半だ。途中に、季節であればいろいろときのこも出ているのだが・・・・。
リョウブの木の花に蜜を吸いに来ていたのはクロアゲハだろう。
途中、気をつけて見ながら歩いたが、きのこはアンズタケが二つだけ。
昨日の夕立のせいか、道は山から染み出した水で濡れていて、もっときのこは出ていてもおかしくはない様子だったが、これまで、ずっと乾燥した日が続いていたのだろう。それに、気温が高すぎる。
日陰の道を進んで、橋を渡り開けた場所に出た。
夕方だというのに暑い日だ。山が白く霞んで見える・・・・
鷺草の咲く湿地に入っていくが、ほとんど咲いていない。一見して、乾燥気味なこと、時期的にも遅いという印象を受ける。
写真を撮る気にもなれず、すぐ戻ることにした。
これならば、下の池に行った方が良かったかな・・・。初めから、両方の様子を見る積りだったので、車に戻り下の池の脇に車を移動した。
車を降り、土手を越え、湿地を歩いて行く。
いつものことながら、誰もいない。
鷺草はすぐ見つかった。
なんだ。こっちの方が正解か・・・・
花の数も状態もこっちの方が良い。
また、天気が怪しくなってきた。
遠くには黒い雲が見えていて、その下では稲光が見えている。でも、雲の流れは遅いし、急に風が吹きだしたわけでもない。しばらくは大丈夫そうなので、夕涼みがてら、花を見ていた。
昨日の夕立で池の水位があがったのだろう、ミミカキグサの根元が水に浸かっていて、良い感じ。
ミミカキグサ
ホザキノミミカキグサ
これはせり科の花だろうが、調べないと・・・・、調べても分からないかも・・・・
湿原には小さな花をつける植物が多い。ミミカキグサの類は5mmくらい?そして、これは・・・・
ヒナノカンザシ
3mmくらいかな・・・・
午後の五時半になった。そろそろ、戻ろう。湿地を歩いて車に戻る。
ヌマトラノオ
ここのトラノオはまだ、咲き始めだ。
雨雲が近づいてきている。その雲間から日が射して山が明るく浮かび上がった。
こんな景色を何処かで見たことがあるような気がした。去年、西別岳を訪れた時だったような気がするのだが・・・・、思い出せずにいる。