今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

久し振りのきのこ探し   2012.08.25.(1)

2012-08-27 22:19:08 | Weblog
 連日暑い日が続いている。夕立があったのは1週間前だ。それから、雨は降っていない。朝夕は一時よりも涼しくなったような気はするけれど、雨が降らない・・・・。


 盆休みから、遠出をせずに休日は家でゴロゴロしているが、退屈なので近所の里山の様子を見に行った。近所で一番、湿り気がある場所。いつもの年なら、この季節に入り込んだら蚊だらけで、立ち止まれないような場所なのだが・・・・カラカラ。


 歩いていると、ようやく一つ、イグチに出会った。






 中くらいの大きさのイグチ。


   


 取り上げてみて、チャニガイグチであることを確認した。この辺りはいつもチャニガイグチが沢山出る場所だった。今年は、一つだけ。


 川沿いを歩いていくが、山側の斜面も、川側もカラカラだ。いつもは山から滲み出す水でしばらく雨が降らなくても湿っている場所なのだが・・・・。山全体が乾燥しきっている様子だ。


 二つ目のきのこ・・・





これもチャニガイグチだった。幼菌なのに、柄が乾燥で裂けている。




アキノタムラソウ



 川沿いから山に登って行くが、いつもの散策路を1周してもきのこには出会えなかった。仕方なく下る途中の笹の中にまたイグチを発見。





分からなそうな予感。


   


 孔口の青変性あり。柄はピンクに色づき、上部は黄色。網目はみえない。そして、キズをつけるが変色性はないようだ。帰宅後・・・・





傘の肉に青変性はあるようだが、ナイフの刃が接触して拠れた所だけ青く変色する。


 いつも不思議に思うのだが、これは細胞が壊れたところだけ変色しているのだろうか?それとも刃の鉄イオンが酸化を触媒しているのだろうか?要するに顕著な青変性はないようだ。管孔の長さは特に短いわけではないからニセアシベニイグチではなさそうだ。肉の匂いはニセアシベニイグチのチーズのような匂いに似ているけれど、それほど強くはない。一見、オオダイアシベニ風。結局、分からない。。


 辺りを見回すと枯れ枝からきのこが出ていた。




出始めてから水分が足りなくなったのだろうか・・・ベニヒダタケ





こっちは分からないな。


 諦めて山を下り、川沿いを歩いて車に戻る途中。今度は山側の斜面を見ながら歩いたせいか、いくつかきのこに出会った。




ナカグロモリノカサ







キクバナイグチ



 久し振りのきのこ探しだったけれど、結果は・・・まあ、予想通りってところだ。きのこは台風でも来ないと暫くは出始めることは無さそうだ。やれやれ・・・。

コメント (4)
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