今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

土肥さんの遺品展     2013.02.28.

2013-03-06 22:33:17 | Weblog





 結局、今日の目的だった土肥さんの遺品展に辿り着いたのは午後の7時過ぎだった。会館の何処でやっているのだろうかという疑問は、駐車場に車を停めた時にすぐに明らかになった。外から、見えている・・・・



 誰かいるかと思いつつ、会館の中に入ったが・・・・誰もいない。近くのソファーで居眠りをしているおじさんがいるだけだった。








 正面には幾つかのきのこの写真、ホルマリン漬け標本、封入標本などと、小さな顕微鏡などが展示されていた。







 ボロボロになったきのこの図鑑、洋書なども展示されていた。



 その中に・・・・





こんな文章が。



 土肥さんの紹介。そう、そんな人だった。ご自分で、the B、と言っていた。血液型 B、の代表という意味だったと思う。


 展示してある写真の中の一つ。





サンコタケとの表示



 サンコタケのサンコは三鈷という仏具の名前からきている。それからいうとこの写真は四鈷ということになる。この仲間にはヨツデタケというのもあり、その疑いもあるのだが、この個体は分岐の仕方から言って、三鈷茸の個体変異が正解となるわけ。



 展示品の中のスライドを見ていたら、見覚えのあるスライドがあった。








 何年か前にきのこの会で芦生を歩いた時に見つけたマイタケの写真だった。何とも懐かしく、そして悲しくもあった。


 何故、きのこの会が突然に解散になったのか、その後、何があったのか分からないのだけれど、突然に亡くなってしまった。多くの人が土肥さんにきのこのことを教わり、今もきのこ採集を楽しんでいるだろうし、こうして遺品展を開いてくれる仲間が沢山いる。土肥さんの確かな足跡を見たような気がした。


 ご冥福をお祈りします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする