草間台のかたくり庵で蕎麦を食べるのを諦め、谷を下り新見方面に北上。途中を左に曲がりM谷を目指した。山を下る途中にはスズシロソウが沢山咲いていたり、タチツボスミレが群生したり、シロバナタンポポが咲いていたりしたが、チラリと見るだけ。草間台を出たのが午後の3時だからのんびりはしていられないのだ。
M谷の入り口に着いたのは3時40分。もう遅いからか、車は一台も停まっていなかった。
時間もないので、カメラだけ持って谷に入って行く。
以前は最初からユキワリイチゲや節分草が咲いていたような気がするが、何も目に付かない。それどころか、切り落とされた枝が道に転がっている。
それでもケスハマソウは少し歩いたところから沢山咲いていた。
ここのケスハマソウは基本、白。蕊にわずかに赤味があったり、花弁がちょっとピンクがかっていたりする程度だ。
入り口付近のカタクリにも大きな蕾がついていた。ということは、例の場所ではもうカタクリは花盛りだろう。元気が出てきた。
この谷のユキワリイチゲはほとんどが色の淡いもので、それが残念なのだが、谷の奥には色の濃いものもある。今日はそこまでは歩いてゆこうと思っている。
いつもなら、のんびりと道の左右を観察しながら歩くのだが今日は急ぎ足だ。それにしても谷は荒れている。川を隔てて右側の山が崩れ、木が倒れてきたのだろう。その木もそのままに放置されている。通行止めの道だから綺麗にする必要もないのか・・・
蕊の先の葯だけピンク
道の左側のなだらかな斜面に節分草を数輪見つけた。
毎年こんな感じだ。自然のままの節分草は群生したり急に殖えたりはしないのだろう。
それにしてもひどい道。ちょっと危険を感じるなぁ・・・・
カーブを曲がると酷く崩れている場所があった。
25.2と赤ペンキで書いてある石が転がっている。
今年の2月に崩れたということなのだろうか。それからカタクリの一番早く咲く斜面に行ってみると、やはり・・・・
咲いていた。沢山。
この斜面も大きく崩れたのだろう・・・・
崩れ落ちてきた石灰岩が斜面を覆っていた。岩の下敷きになったカタクリも沢山あるだろう。斜面をこれ以上崩さないように気を付けながら、道に戻った。そして、さらに谷を奥に進んだ。
ケスハマソウは幾らでも咲いている。反対側の斜面を見るとこんなかんじ。
例年と比べると花の数が少ないような気がするのだが、ちょっとまだ季節が早いのか・・・・
岩肌は夕陽を浴びて光っている。先を急がなければ・・・・・
つづく。