日の出は6時過ぎということだったのでその前に目覚ましをかけて寝た。予定通りに夜明け前に目を覚ましてベランダに出たのだが、水平線の上を雲が覆っていた。なんだ、これじゃ太陽が出てくるのはしばらく後になるな、と思ってベッドに潜り込んでしまった。それから少し眠ってしまったのかもしれない。
ふと気が付いて慌ててカメラを持ってベランダに戻った。丁度、太陽が雲の上から顔を出し始めていた。昨日の雨の天気とはうって変わって快晴になった。
吉良の港、三河湾
ホテルの最上階14階からの眺めは最高だ。
寒くなったので、またベッドに潜り込んだ。次に目が覚めると日はすっかり昇っていて陽の光が眩しいほど。
このホテルの部屋の真ん中に螺旋階段があって2階があって海を見渡せる風呂がある。朝から風呂に入る趣味はないのだが、折角だからお湯を入れて入ることにした。
こんなところでのんびりしては居られないのだが・・・・
それから朝食ととってからホテルを出たのは10時半だった。急がなければ・・・・、場所はナビに入れてある。。。
12時半、新城のムラサキセンブリの丘の登り口に到着して、登り始めた。登り口の駐車場にサクラタデが咲いているはずなのだったのだが、見当たらない。よくよく探すと花はもう終わっているようだった。嫌な予感がする。前日のダイモンジソウも今年は早く咲いたようだったし・・・・
最初に出会った花は、予想外にもセンブリだった。
随分、小さな株。
小さいのには理由があった。道の脇の草が短く刈り取られているのだ。歩きやすいのだが、気になっていたことがあった。この道の脇にはエンシュウハグマが群生していた筈なのだ。その場所まで歩いて行って探してみると・・・・
エンシュウハグマ
これだけ!
まさか、盗掘されたのではないだろうと思って探すと・・・・
花を付ける前に刈り込まれてしまったようだ。花を楽しみに来る人のために道を歩きやすくしてくれているのに皮肉なものだ。でも、エンシュウハグマの株は健在で、しかも凄くガッシリとしていたのが印象的だった。来年?楽しみにすることにしよう。来れるのか?
さて、坂道を登って行く。
コウヤボウキ
そこから50m程歩いたところに、最初のムラサキセンブリは咲いていた。
ホソバリンドウ
この坂道にはリンドウの花は少なかったと思うけれど・・・・。
そこから少し歩くと驚きの光景が広がっていたのだ。
ムラサキセンブリ
道の両側がムラサキセンブリだらけなのだ。そして、花は満開手前といったところ。見頃だ。この場所を訪れるのは3回目?4回目かな?どっちにしても、この登り道にこれだけ沢山のムラサキセンブリが咲いていたことがない。
もちろん、道の両脇だけじゃなくてそこから草原の中に入り込んでも花だらけ。迂闊に前に進めないほど。呆れるほど咲いている。
うまく伝わらない。こういう時には動画を撮るのが一番だった、残念。
ヤナギノギク
この山にはヤナギノギクが沢山咲いていた。愛知県にはヤマジノギクは咲いていないらしい。不思議な話だ。
丘を登ったところに休憩所があったので少々休憩。辺りにはリュウノウギクとかアキノキリンソウ、そしてヒイラギが咲いていた。
つづく。