父が死んでからあまり外に出なくなった母に紅葉の山を見せる約束をしていた。ホテルを神石高原に予約して、天気や母の疲れ具合を見ながら周辺の紅葉を観て廻る積り。
土曜の朝、自宅を出発して昼ごろに母の家に到着した。少し休んでから、いつものラーメン屋に行き、スタミナラーメンと餃子。母はお子様ラーメンを頼む。量が少ないのはこれだけなんだなぁ・・・
ラーメンを食べながら今日の予定を考える。天気は曇りで夜までには雨が降りそうな予報なので、帝釈峡周辺を走って紅葉を観ることにした。
標高は500mくらいだと思うが、下帝釈の橋の上から眺めるとコナラ主体の山はかなり色付いていた。その端から谷を覗きこむ。
随分下に川が流れているのが見えた。
紅色に綺麗に色付いているのはカエデだろう。
紅葉は見頃で、母も満足のようだ。また、車に乗って一走り。下帝釈を走り、見晴らしの良い場所に案内した。
石灰岩でできた台地は川に浸食されて深い谷を刻む。
その谷を覗き込むと・・・・
200mほど下に蛇行した川が見えた。落ちたら・・・・、お仕舞い。母は恐る恐る眼下の流れを見ていた。
コナラの紅葉は黄金色に輝く。晴れていたら眩しいほどだっただろうに・・・・
下帝釈から帝釈峡へ車を走らせた。途中・・・・
ノブドウ
そこから30分程、車を走らせて帝釈峡の駐車場に到着した。以前、父が元気だったころ父と母、それから家族で歩いた道を少し、辿ってみることにした。
左:黄色い野菊、シマカンギク?
右:不思議な紅葉のしかたの木
帝釈峡はかなり落葉が進んでいて、川面には落ち葉が沢山浮いていた。
橋を渡ってからも少し歩いて紅葉の綺麗な場所を探したのだが、母はギブアップ。紅葉も楽しめたので、ゆっくりと車に戻ることにした。
橋の上で遊覧船の通り過ぎるのを観る。
記念写真。
ここから国道に出てから南下して、神石高原ホテルに到着したのは辺りがすっかり暗くなった頃だった。
つづく。