今日の目標はコゴミとかセリとかの山菜だから、出ていれば直ぐ目的は達することができる筈だ。だから、いろいろと寄り道をする。山間の渓谷からひと山越えて走ったところで車を停めた。
土地勘のない僕は、最早、何処を走ってきたのか分らなくなってしまった。友人はキバナノアマナの様子を見に来たのだと言って道のない斜面を登って行ってしまった。
時折、石灰岩の大きな塊が顔を出す緩やかな斜面にはアマナの葉が一面に出ているのが見える。僕にはそれがアマナなのかキバナノアマナなのか、はっきりと区別は出来ないのだが、友人は全部キバナだという。
確かに、キバナノアマナの花は斜面全体にポツポツと咲いていた。アマナの葉は縁の辺りが紫がかることが多いが、この斜面の葉は明るい緑色、一色だ。
花を観ながら斜面を登って行くと・・・・
ユキワリイチゲ
随分と花弁の数が多くて、所謂、剣咲きのユキワリイチゲの花だ。
ユキワリイチゲの花はここでは密集して咲くことはないが・・・・ポツポツと上の斜面に咲いていた。この斜面をもう少し、丁寧に探索してみることにした。