今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

紅葉を見に行く振りして、フチドリツエタケ           2015.10.31.

2015-11-05 22:01:16 | きのこ など

 スズカケの木


 そろそろ、下界でも木々が色付きはじめていた。ちょっと高度を上げたところではもっと綺麗に色付いているんじゃないかと思って家を出た。高速道路の入口に向う道のスズカケの木は丁度良く紅葉している。もう11時になるというのに車がほとんど走って来ない。道のど真ん中に立って写真を撮る。でも、電線が邪魔だ。




電線を隠してみたけれど、なんかバランスが悪いな・・・・


 先を急ごう。高速に入って西進後、北上。毎年、この時期に通っている渓谷に向った。今年は雨が少ないからきのこは駄目かもしれないけれど、紅葉は見頃なんじゃないかと思いつつ・・・・

 1時間半後、渓谷の道を走って散策路の入口に着いた。






 珍しいことに車が2台停まっていて、3人が山に入って行こうとしていた。目的は何なんだろう・・・・、きのこ?

 今さら急いでもしょうがないので、のんびりと支度をして歩きだした。



      


 黄葉は進んでいるけれど、楓の紅葉はもうちょっとかな。山はやっぱり、かなり乾燥している。でも・・・・




ムキタケ
全く出ていないわけではなかった。


 この谷はキノコ採りがかなり入る場所で、ムキタケを切り取った痕が残った倒木もあった。急斜面を登って行けば多分、ムキタケやひょっとしたらなめこも見つかるかもしれなかったけれど、この状況では労力に見合う収穫は無理だろう。







 紅葉を楽しみながら、平らなところの倒木から何か出ていないかをチェックしながらうろつく。


  
フチドリツエタケの幼菌




フチドリツエタケ


 やはり、かなり乾燥している。かろうじて出ている感じ。






 斜面での観察を諦めて沢沿いに下ることにした。







 川に倒れ込んだ木の様子を観てみると・・・・







フチドリツエタケ
沢の脇ではそれほど乾燥していないのだろう。数は少ないが大きく育ったフチドリツエタケが見つかった。











 今回はこの谷はこんなところだろう。雨が降っていないので地面からはきのこは全く出てはいない。アカチシオタケも見つけたかったのだが、さっぱりだ。






 谷を少し登り道に出てから、散策路を通って車を停めた場所まで紅葉を楽しみながら戻った。







 さて、今は午後の2時半。まだ何か出来る。。。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センブリの花をじっくりと見る           2015.11.02.

2015-11-02 07:49:00 | 山、花、山野草
 今シーズンもセンブリの3兄弟の花を観ることができたのだが、どの花もそうかもしれないが、特にセンブリの花は繊細な構造をしているように思う。写真を撮っている時にいつもそう思うのだが、写す時にピンボケだったりブログにアップする時にリサイズするので微細な構造が失われてしまったりする。

 元の写真からトリミングしてからリサイズすれば、多少はマシになるはず。ここ3年くらいに撮った写真の中のマシなのを選んだ。大きな写真の一部なのか、フォーカスはイマイチです。



まずはムラサキセンブリから。





      




ムラサキセンブリ
いずれも雌蕊は紫色に色付いていて、雄蕊の付け根に青紫色のモジャモジャがある。



センブリはどうかというと・・・










センブリ
花弁の裏側が少し紫がかるが、雌蕊は緑色。雄蕊の付け根の毛はムラサキセンブリほどモジャモジャしていない。



最後はイヌセンブリ。





      
イヌセンブリ
雌蕊は紫がかったり青味を帯びたりしている。雄蕊の付け根のヒゲはムラサキセンブリよりもさらにモジャモジャである。花弁に青味を帯びたスジが入っている。


 性質はセンブリとムラサキセンブリは似ている。山の中の地肌がむき出しになった砂礫地に咲いている。ムラサキセンブリは蛇紋岩質のアルカリ性土壌を好むとされるから何処にでも咲く花ではないけれど、ムラサキセンブリの近くにはセンブリが咲いていることが多い。逆は非なり。


 それで、先日、ムラサキセンブリの群生する場所の真ん中にセンブリのような花が咲いていたのだが・・・・




ムラサキセンブリなのかセンブリなのか、考えてしまった。


 上手くピントが合っていないけれど、ちょっと拡大。





 雌蕊が薄く紫がかっているし、ヒゲは淡色で見にくいけれどかなりモジャモジャしているようなので、やっぱりムラサキセンブリだったようだ。白花というほど真っ白ではないけれど、色合いはセンブリにそっくり。でも、実はムラサキセンブリというわけだ。

 ムラサキセンブリの花にはかなりバリエーションがあるね。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムベ           2015.10.31.

2015-11-01 21:21:38 | 山、花、山野草



きのこを探しまわるというのは結構な運動なようで、最近の日照り続きでは運動不足ですとれすを感じる。先日の健康診断でも体重は継続して増えている感じ。

車に戻る前に周囲を散歩した。子供の頃、社会で瀬戸内地方は雨が少なくて溜池が沢山あると習った通り、自宅周辺はため池だらけ。湿地のある池の近くにも大きな溜池が幾つかあるので歩いてゆく。




池の周りは少しだけ紅葉し始めている。


 アケビの葉を大きくして分厚くしたような葉をつけた蔓を発見。




あ、これは・・・と思って見上げると・・・



ムベ
コロッとした実が幾つか生っていた。


 車にもどる途中、道の脇に薄い紫色の朝顔の様な花を見つけた。







多分、マメアサガオ


 以前に自宅近くの畦道で見つけたものは白い花をつけていたが、これと同種であるかは分らない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする