お線香を上げに行ってきた

先日兄から私らが幼いころにお世話になった方が亡くなったと電話を受けた。
兄夫婦がお線香を上げに行きたいので案内を依頼され私も関係あるので上野駅で待ちあわせることにした。
コロナ禍以来都心に出ることも少なく大きな駅は迷路か迷宮みたいな存在だ。
ネットで事前に乗り換え手順を検索していたが自信がない。
早目に行って実際に確認しようと8時過ぎに家を出た。
通勤時間帯は電車も予想以上に時間がかかり10時前に上野駅に着く。
京浜東北線から新幹線乗り換え口は問題なく辿りつけた。
今度はそこから常磐線快速への乗り換え手順も確認する。
これで大丈夫と兄たちの到着を待ち案内したがすんなりとは行かなかった。
松戸駅で乗り換え新松戸駅に11時過ぎに着く。
かつて2，3年ほど住んだ場所だが如何せん半世紀も前で街の風景は一変している。
先方には昼過ぎに伺うと伝えていたとのことで事前に調べていた洋食屋さんに向かいランチにする。
故人の生前の話なぞをしてゆっくりと過ごす。
私らが行くとのことで故人の姉弟にも声掛けしているとのこと。
店を出て訪問宅の近くでいたら奥さんが姿を見せて招じ入れられる。
既に集まっておりずいぶんのご無沙汰を謝し先ずは故人の仏前にお線香をあげる。
しばらくお話をした後車でお墓参りに行く。

では、これでお暇をと言ったのだが会食をと引き留められ総勢8人で近くの居酒屋に。
好きな料理やお酒をいただきながら近況や昔話に話が弾む。
故人の息子さん以外は皆高齢ながら（米寿を過ぎた方も）お酒が入って元気だ。
5時くらいにお開きにして上野駅に向かう。
ここでも新幹線乗り換え口への道順を間違えてしまったようだ。
なんとか6時過ぎの新幹線への指定席を確保できたようでそこで兄夫婦と別れる。
会社員の退勤時間と重なり電車は混んでいた。
10年以上ぶりの経験だが座れなくとも入線する乗継電車に乗って7時半頃に無事帰宅する。
9時半前に田舎からも無事帰宅の電話があり一安心。
故人も縁ある人たちがにぎやかに集まって生前を偲んでくれたので喜んでくれたことと思う。