時間を気にしながら「生きる」

見上げた壁時計。
電池式クォーツの時計だ。
秒針が１秒ごとにチクタクと動くのではなく流れるように無段階に回る。
それを見ていると、とても早く時が流れ去っていくのを感じる。
私のような暇人だと、つい見とれて時の移ろいを失念しそうだ。

いつも思うのだが、何かをするのには短く、何もしないには長く感じるのが時だ。
そうやって時が流れ、たぶん私の場合徒に費消しこの世から去って行くんだろうな、と思う。

てな、ことを思ってしまった。

今日も仕事だ。
天気も良い。昨日ほどには暑くはないようだが日中は室内で。
午前は会議、午後は昨日の続きで一人単調な作業の繰り返し。
私に場合、一人のほうが捗る。
それでも帰宅時間までにやることも多く何とかひとおとりこなしきれた。

没頭することがあるのが幸いだ。
自ら発することであろうが他から促されることであろうが、これで無為な時を過ごさなくて済む。
そう思えば一日がある意味満足できる。