おくりびと （６ｃｈ ＴＢＳ）

僅か２日だけ続けて走ったら体調を崩してしまった。
実に情け無い尻である。てなわけで、今日は休養日というかのんびり過ごす。
朝方、家内が家の周りの伸びた枝を剪定しはじめる。
私に頼んでいたのだが、いっこうにやる気配なしで（業を煮やして）やり始めたようだ。
後が怖いので二階のベランダから鋸で枝の剪定をはじめたら危ないからやめなさい、
といって家内自らはじめる。
結局、自分の楽しみであったわけだ。ぐーたらな私へのあてつけもしたいし、と。
ホント、女心はわからん。我が家は家内のラビリンス、と諦観してるもんね。
そのほうがお気楽で快適であるし・・・

午後は、これもあまりほっておくと大変と、ようやくにして、家内に
頼まれていた懇親会の案内状の下書きを作成する。これはＯＫで、なにより。

一日家に閉じこもっては気もめいるので夕方近くに買い物に行く。

夜は、水戸黄門に続いて映画「おくりびと」を見る。
家内もみたいなぁ、というのでビデオ録画しておく。

本木雅弘も良かったが、山崎勉は「お葬式」同様、相変わらずクールだ。
緒形拳の死は悔やまれる。もっと新境地の役柄を見せて欲しかった。

それにしても折角の連休、あぁあぁ・・・

で、「おくりびと」であるが、死に装束、死に化粧を身内の目の前で
どうぞご覧あれ、とやるものなのかなぁ、と私のような田舎者にも
奇異に映った。まぁ、ある地域特有のことなのかなと思うのだが。
私の父の葬儀に際して、会社の上司二人が遠路私の田舎に弔問に
来て頂いたが「湯灌」のことに大層驚かれていた。
やはり、地域特有の葬祭のしきたりはあるのだろう。
だから、この映画を見ても私の経験とは違う葬祭のひとつの様式
としてみてしまっている。

この映画によってうちの地域のやり方は「標準」からはずれている
ようだ。これからは、このやり方を。なんていう地域が多く出現
しそうな気がする。いままでも地域特有の習慣がその特色を失って
いったように。寂しいことである。