『君よ憤怒の河を渉れ』

2時間半ほどの長編だが一気に見終えた。
本当はさっさと就寝する方が一日の疲れを癒すには適切なのだが。
その一方、起きていて気分の赴くままに時を過ごすことも癒しなのかも。

西村寿行作品。
彼の作品はハードボイルド系が多いので、そういうジャンルが苦手なので読んだことはない。
だが、作品名だけは映画化されたこともあり知ってはいる。

憤怒を「ふんど」と映画タイトルではルビが振られていた。
「ふんぬ」と思ってたがそういう読みもあるようだ。
『君よ憤怒の河を渉れ』（きみよふんどのかわをわたれ）の映画はわかりやすいがセリフの言い回しはあの時代特有というか何だか60年代映画の話し方に似ている。
池辺良が出演しているからかな、とも思う。

今見ると当時の社会、世相が顕れている。
そういう懐かしさが感じられた。