ハローワークに行ってきた

ハローワークに初めて訪問することになった。
これからのこともあろうと、歩いていくことに。
バス代や電車賃をかけないでたどり着けるかの確認の意味もある。
それに、歩くことの少ない日々の生活習慣なので、体力増進（？）
も兼ねている。
往路は1時間10分くらいかかって到着できた。

平日にもかかわらず、1階の仕事検索端末（ずらっと並んでいて、
はっきり言ってびっくりした）は、ほぼ満席状態であった。
2階に上がると、これまた、待合室みたいな場所に多くの人が椅子に
座っていた。
これじゃぁ、きっと待たされることになるなぁ、やれやれと
思いながら受付に行き書類を提出し、空いている席に座って、
呼び出しの声がかかるのを待つ。
だが、意に反してすぐに呼び出される。

手続も滞りなく10分ほどで完了し外に出る。
でも、いずれ、待合室で長い時間待つ身になるんだろうなぁ、
と思い致すと、少し暗澹たる気持ちになる。

帰り道も歩くことにした。同じ道を辿るのは芸もなかろうと、
違う道にした。少し遠回りになったようだ。
普段こんなに歩くこともなかったので、若干疲れを感じて、
家にたどり着けるかな、と不安がよぎる。
まぁ、それでも、1時間20分ほどで帰宅できた。

丁度良い運動になったようで、お腹もすいてきたので昼支度をする。
といっても、私のレパートリはインスタントラーメンくらいなもの。
群馬の親戚から戴いた「まいたけ」と冷凍庫に間違って入れられて
解凍中の「えのき」にネギ少々、そして卵と豚肉。
ビールを飲みながら、まぁ、そこそこ上手に出来たと自賛しつつ食す。

失職してハローワーク通いになっても、交通費をかけずに行けることを
確認できた。ヒアリングで1時間以上歩ける体力をアピールできる。
良い経験ができた。
後は果報は寝て待て、かな。

実は、1年に渡った中小企業診断士の通信講座も無事修了（試験に
落ちたけどね）し、教育訓練給付の手続に行ってきたわけ。
雇用保険を5年以上かけていた場合、費用の40%が給付される。
こういう制度を上手に使って自己啓発に若い頃から励めば、会社人生も
また違ったものになったかも知れないのだが、利用は今回が初めてだ。

最近、制度が変更になり一律20%の給付になるらしい。
企業が人材育成投資を削り、自己責任でという流れにあって、
こういう教育訓練給付制度まで後退するのはいかがなものか。
その一方で国際競争力の向上をと経済界、政界が言い募る。
なんだか矛盾した言辞だが、要はエリート育成には投資を集中しよう
ということらしい。
これ以上は愚痴になるんで止めよう。