青春18切符の第3弾は、中央線は日野駅から小淵沢駅まで行き、そこから小海線に沿って走り、臼田を東進し田口峠を越え下仁田を通り群馬藤岡までのツーリングである。
群馬藤岡駅からは八高線を利用し小宮駅まで行くプランである。
4月1日はエイプリル・フールであるが家族はこの日のプランの実行を疑わなかった。実行力のある普段の私を知っているからだろう(まさか?)。
当日は4時前に、しっかりと目覚ましに起こされる。こういう朝の早いイベントには大体家内も起き出して食事の世話やおにぎりなぞを用意し気をつけて(若くはないんだから)と送り出してくれる。
4時45分に出発。まだあたりは暗い。日野駅5:27発電車で大月に。甲府行きに乗り換え、さらに、松本行きに乗り換え8:01に小淵沢駅に着く。
もう一つ早い電車だと小淵沢駅から小海線に接続する電車があるとタカジーさんから教えていただくが、そこまでの早起きは無理。その後の電車は10時半まで待つので小淵沢から走ることに決めた。
勝山付近では桃の花が満開であった。また、甲府盆地は霧が立ち込めており南アルプスや八ヶ岳は瞥見できる程度である。富士もちょっと見えた。昨夜の雨が気温の上昇で霧になったのだろう。
小淵沢駅を出て跨線橋を渡り右折したところで霧の晴れた南アルプスが望めた。
【南アルプス】
道なりに進む。勾配はきつくない。甲斐小泉駅に行ってしまい、本道に戻ると平山郁夫シルクロードミュージアムがある。その先、泉ラインを清里方面に走る。この道は交通量も少なく路面も良好である。甲斐大泉からは下り坂となり桐朋学園八ヶ岳高原寮あたりから清里駅に向って上り坂になる。
【泉ライン】
清里駅付近は観光客向けのお店が立ち並んでいたが、お店に寄るのが目的でないので、駅の写真を撮って国道141号で野辺山方面に向う。
【清里駅】
野辺山に向う途中にJR最高地点1,375mに立ち寄る。八ヶ岳をバックに標識を写す。
【JR最高地点】
【JR最高地点】
そこからしばらく走ると野辺山天文台に。標識がわかりにくい。
守衛所がありそこで記帳する。構内は自転車走行はダメとのこと。風が強く、パンフで説明を受けている間に風で自転車があおられて転倒する。あと、携帯電話の電源を切るようにとのこと。守衛所の横に自転車を置いて構内を歩く。
大きな電波望遠鏡がいくつも並んでいる。
【野辺山天文台】
【野辺山天文台】
【野辺山天文台】
空には強風のせいかID4に出てくるような巨大円盤のようなレンズ雲が望遠鏡の先に覆い被さるように浮かんでいる。SF的な光景である。
【ID4に出てくるような巨大円盤のようなレンズ雲】
そこを後にして野辺山駅に向う。
途中、田園風景の先に八ヶ岳連峰が望めたので写真を撮る。
【田園と八ヶ岳連峰】
野辺山駅に着いておにぎり昼食。既に11時を回っていた。ちょい、時間をかけすぎたかなと思った。
【野辺山駅】
そこから先の141号は気持ちの良い下り坂である。しかも追い風である♪
松原湖入口付近に近づくと風向きが変化し走りにくくなる。松原湖に行こうと坂を途中まで上ったが、田口峠と時間を意識して断念する。141号を右折し松原湖駅横の県道2号に通ずる道を走る。これもタカジーさんが紹介してくれたもので、交通量は殆どなく路面は若干荒れているものの気持ちよく走れた。
【奥村土牛記念館】
そろそろ臼田のはずだがと思いながら一服して地図で多分ここだろう、あと4,5キロかなと元気を出して走り出したら、すぐに臼田駅の標識が眼に飛び込む。なぁんだと判断ミスを覚えながらも、ちょっと儲けた気分。右折するとその先に駅が見えた。龍岡城五稜郭も近くのようだ。
【臼田駅前】
五稜郭は今では学校になっているようで、運動している人もいたので入るのはやめて、そばのコミュニティ施設の外でおにぎりを食べる。
【龍岡城五稜郭】
いよいよ田口峠への12キロの上りである。でも、意に反してなだらかな上りで、最大斜度8%であるから辛くはなかった。峠までの中間点付近に『エメラルドの伝説』の歌のような妖しげな人造的とも思える色の雨川ダム湖が現われる。ここに至るまでは、空の青を反映しているのだろうと思っていたが、曇り空なのでそうではなかった。しかし、それにしても、まったく、こんなことが自然にあるものなのか。なんで、こんな緑色の水になっているのだろう、不思議なもんだ。
【エメラルドの伝説? 雨川ダム湖】
【海から一番遠い地点】
2時45分頃トンネルに達し、抜けると田口峠の大きな標識があった。そこからは九十九折れの下り坂の一部が見える。また、峻険な岩肌の山も見える。
大宮ナンバーの車をとめて景色を眺めている男性に写真をお願いする。ここには良くこられるようで、この先の廃校となる前の学校に林間教育で滞在した事もあるとか。
【田口峠のトンネル】
峠からの下りは思った以上の急坂、急カーブの連続である。南牧(なんもく)村からの道は若干荒れている。滑り止めの砂には要注意である。そういえば、長野にも南牧村があったな、と思い出した。こちらは「みなみまきむら」と読むらしい。紛らわしいことである。観能から下仁田までは17キロの緩やかな快適な下りである。
【なんもく村】
下仁田からさきは平坦であるが藤岡までは結構な距離がある。途中スタミナドリンクを飲み元気を注入するが、やはり辛い。5時に群馬藤岡駅に着くのは無理、6時すらもあやしい。なんだか、時間との戦いになりそう。ずっと平坦なら時間も読めるが、藤岡近くに上り坂があった。6時の次の電車だと7時になる。ビールを飲みながら疲れをとるのもいいか、という気もあったが、ぎりぎり6時には着けそうな気がしてペダルに最後の力をこめる。その甲斐もあり6時丁度に駅到着。急いで輪行の準備をし6:07の電車に乗る。おかげで飲み物を買う事ができなかった。小川駅での停車時間に自販機をさがしたが見つからず諦めて関に着く。電車が走り出してから待合室の横を見ると自販機があるではないか・・・どっと疲れた。結局、高麗川駅の乗り換え時にアクエリアスを買い喉を潤し、ようやく、人心地がついた。8時に小宮駅に到着。家内からのメールで多摩は雨とのことだったが、小宮付近も雨だった。待っていても仕方ないし小降りでもあったので走ることにした。
9時丁度に帰宅する。疲れたが、甲斐、信州、上州を経巡る旅は楽しかった。
満足、満足。
【田口峠】
走行距離:162km
群馬藤岡駅からは八高線を利用し小宮駅まで行くプランである。
4月1日はエイプリル・フールであるが家族はこの日のプランの実行を疑わなかった。実行力のある普段の私を知っているからだろう(まさか?)。
当日は4時前に、しっかりと目覚ましに起こされる。こういう朝の早いイベントには大体家内も起き出して食事の世話やおにぎりなぞを用意し気をつけて(若くはないんだから)と送り出してくれる。
4時45分に出発。まだあたりは暗い。日野駅5:27発電車で大月に。甲府行きに乗り換え、さらに、松本行きに乗り換え8:01に小淵沢駅に着く。
もう一つ早い電車だと小淵沢駅から小海線に接続する電車があるとタカジーさんから教えていただくが、そこまでの早起きは無理。その後の電車は10時半まで待つので小淵沢から走ることに決めた。
勝山付近では桃の花が満開であった。また、甲府盆地は霧が立ち込めており南アルプスや八ヶ岳は瞥見できる程度である。富士もちょっと見えた。昨夜の雨が気温の上昇で霧になったのだろう。
小淵沢駅を出て跨線橋を渡り右折したところで霧の晴れた南アルプスが望めた。
【南アルプス】
道なりに進む。勾配はきつくない。甲斐小泉駅に行ってしまい、本道に戻ると平山郁夫シルクロードミュージアムがある。その先、泉ラインを清里方面に走る。この道は交通量も少なく路面も良好である。甲斐大泉からは下り坂となり桐朋学園八ヶ岳高原寮あたりから清里駅に向って上り坂になる。
【泉ライン】
清里駅付近は観光客向けのお店が立ち並んでいたが、お店に寄るのが目的でないので、駅の写真を撮って国道141号で野辺山方面に向う。
【清里駅】
野辺山に向う途中にJR最高地点1,375mに立ち寄る。八ヶ岳をバックに標識を写す。
【JR最高地点】
【JR最高地点】
そこからしばらく走ると野辺山天文台に。標識がわかりにくい。
守衛所がありそこで記帳する。構内は自転車走行はダメとのこと。風が強く、パンフで説明を受けている間に風で自転車があおられて転倒する。あと、携帯電話の電源を切るようにとのこと。守衛所の横に自転車を置いて構内を歩く。
大きな電波望遠鏡がいくつも並んでいる。
【野辺山天文台】
【野辺山天文台】
【野辺山天文台】
空には強風のせいかID4に出てくるような巨大円盤のようなレンズ雲が望遠鏡の先に覆い被さるように浮かんでいる。SF的な光景である。
【ID4に出てくるような巨大円盤のようなレンズ雲】
そこを後にして野辺山駅に向う。
途中、田園風景の先に八ヶ岳連峰が望めたので写真を撮る。
【田園と八ヶ岳連峰】
野辺山駅に着いておにぎり昼食。既に11時を回っていた。ちょい、時間をかけすぎたかなと思った。
【野辺山駅】
そこから先の141号は気持ちの良い下り坂である。しかも追い風である♪
松原湖入口付近に近づくと風向きが変化し走りにくくなる。松原湖に行こうと坂を途中まで上ったが、田口峠と時間を意識して断念する。141号を右折し松原湖駅横の県道2号に通ずる道を走る。これもタカジーさんが紹介してくれたもので、交通量は殆どなく路面は若干荒れているものの気持ちよく走れた。
【奥村土牛記念館】
そろそろ臼田のはずだがと思いながら一服して地図で多分ここだろう、あと4,5キロかなと元気を出して走り出したら、すぐに臼田駅の標識が眼に飛び込む。なぁんだと判断ミスを覚えながらも、ちょっと儲けた気分。右折するとその先に駅が見えた。龍岡城五稜郭も近くのようだ。
【臼田駅前】
五稜郭は今では学校になっているようで、運動している人もいたので入るのはやめて、そばのコミュニティ施設の外でおにぎりを食べる。
【龍岡城五稜郭】
いよいよ田口峠への12キロの上りである。でも、意に反してなだらかな上りで、最大斜度8%であるから辛くはなかった。峠までの中間点付近に『エメラルドの伝説』の歌のような妖しげな人造的とも思える色の雨川ダム湖が現われる。ここに至るまでは、空の青を反映しているのだろうと思っていたが、曇り空なのでそうではなかった。しかし、それにしても、まったく、こんなことが自然にあるものなのか。なんで、こんな緑色の水になっているのだろう、不思議なもんだ。
【エメラルドの伝説? 雨川ダム湖】
【海から一番遠い地点】
2時45分頃トンネルに達し、抜けると田口峠の大きな標識があった。そこからは九十九折れの下り坂の一部が見える。また、峻険な岩肌の山も見える。
大宮ナンバーの車をとめて景色を眺めている男性に写真をお願いする。ここには良くこられるようで、この先の廃校となる前の学校に林間教育で滞在した事もあるとか。
【田口峠のトンネル】
峠からの下りは思った以上の急坂、急カーブの連続である。南牧(なんもく)村からの道は若干荒れている。滑り止めの砂には要注意である。そういえば、長野にも南牧村があったな、と思い出した。こちらは「みなみまきむら」と読むらしい。紛らわしいことである。観能から下仁田までは17キロの緩やかな快適な下りである。
【なんもく村】
下仁田からさきは平坦であるが藤岡までは結構な距離がある。途中スタミナドリンクを飲み元気を注入するが、やはり辛い。5時に群馬藤岡駅に着くのは無理、6時すらもあやしい。なんだか、時間との戦いになりそう。ずっと平坦なら時間も読めるが、藤岡近くに上り坂があった。6時の次の電車だと7時になる。ビールを飲みながら疲れをとるのもいいか、という気もあったが、ぎりぎり6時には着けそうな気がしてペダルに最後の力をこめる。その甲斐もあり6時丁度に駅到着。急いで輪行の準備をし6:07の電車に乗る。おかげで飲み物を買う事ができなかった。小川駅での停車時間に自販機をさがしたが見つからず諦めて関に着く。電車が走り出してから待合室の横を見ると自販機があるではないか・・・どっと疲れた。結局、高麗川駅の乗り換え時にアクエリアスを買い喉を潤し、ようやく、人心地がついた。8時に小宮駅に到着。家内からのメールで多摩は雨とのことだったが、小宮付近も雨だった。待っていても仕方ないし小降りでもあったので走ることにした。
9時丁度に帰宅する。疲れたが、甲斐、信州、上州を経巡る旅は楽しかった。
満足、満足。
【田口峠】
走行距離:162km
田口峠からゴールまでず~っと下りだったら、もっと楽しかったでしょうね。
雨川ダムは雲っててもあんな色なんですね。
私が訪れた時は2度ともはれていたので、空の色や明るさのせいかと思ってました。
「半分ぐらい同じルートを」でした(笑)
良いコースをご紹介くださりありがとうございました。
おかげで楽しく、苦しい(笑)ツーリングができました。
距離の予想を誤ったようで、後半はおせおせになりました。
反対方向(下仁田方面)からの延延としたのぼりは、さぞ大変と思った次第です。
私は、いつも楽なコースを考えてしまいます(笑)
以前車で登ったことがありますが、自転車で行って見たいと思いました。
ついに直江津に到達したんですね。
しかも、往復自走の帰路の坂道お疲れ様でした。
ますます、草津の道は手の内に近づきつつありますね。