春一番の2月の立川流広小路寄席

2／17（金）昼席
前座
　語楼　金明竹（きんめいちく）
　　結構、芸に精進しているな、と感じた。大阪弁の口上にからむ展開が笑わせてくれた。
　志ら松　狸の札（たぬきのさつ）
　　これもよく聞く噺である。

立川寸志　短命
　少々お色気を感じさせ、察しの悪い者とのかけあいがいい。
立川がじら⇒吉笑　一人相撲
　がじらさんに事情があったようで吉笑さんが代役。
旦那の代わりに上方から大阪に相撲を見に行き勝負を報告するのだが立行司が中心から寄っているとか肝腎の勝負の事情が話されない。
そのもどかしさが面白い。
立川志の彦　初天神
　これは少し時期を失したか。先日、落語ザ･ムービーでもやっていたが、親と子の駆け引きの表情が秀逸だ。
立川左平次　だくだく
　〇〇のつもり・・・あれこれの注文で壁紙に絵描きの先生の描く絵が目に浮かぶような話芸だ。
立川談四楼　浜野矩随(はまののりゆき）
　こういう人情話もひとつふたつ入るとほろりとする。うまいね。

（お仲入り）

立川志らべ　二人旅(ににんたび）
　三人旅の一人「乞食」とか放送コードでピー音が入るのも寄席は違うなどの枕の後にとんでも茶店のばあさんとのやりとりに笑う。
立川らく次　松曳き（まつひき）または粗忽大名（そこつだいみょう）
　八五郎出世のバリエーションの一つか。粗忽物の噺は落語の定番だろう。
立川小談志　蜘蛛駕籠(くもかご）
　久しぶりに聞く。酔っ払いになりきったところが真に迫ってなかなかだ。
立川志ら玉　転失気（てんしき）＋かっぽれ
　十八番なんだろうね。立川流では噺のほかに何かできないといけないとの定めがあるようで、堂に入ったかっぽれを久しぶりに堪能。
　余興とは思えない目の向け方、しゃんとした所作に見とれた。かっぽれはオオトリ到着の時間稼ぎらしいが良かった。さすが。
立川談修　猫の災難（ねこのさいなん）
　呑兵衛の弟分に振り回される兄貴分と隣家の猫。畳にこぼした酒を啜るところは呑兵衛の真骨頂だ。

今日も出かけた甲斐があり存分に楽しめた。特に普段聞けない噺もあり次回も期待したい。
東京も春一番が吹いたようで枕に出した噺家さんもいた。

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出がけ前に家内からメールで風が強いからシャッターを閉めてとの依頼。
ついでに干し物も室内に入れる。
帰宅し室内のほうが気温が低いのを感じる外の陽気だった。
幸い洗濯物は乾いていた。

夕食はサラダにシチューにタラの芽の天ぷら。