朝刊を読んでいたら、見落としても不思議のない、何しろ朝食をとりながら
10分ほどで流し読みしているので、とある記事に目がとまった。
寺山修司のラジオドラマ「まんだら」がCD化されているとの紹介記事である。
12作品が8枚のCDになっているようだが、この「まんだら」は是非とも
手に入れたい。
かれこれ30年以上前に一度聞いて、そして今でも心に残る作品だからだ。
かって、私があの当時のラジオドラマのテープをダビングして送り、
向こうからは、フランキー堺の「私は貝になりたい」のテレビドラマの
テープを送っていただいた想さんを思い出す。
彼のラジオドラマのコレクションはすごい。
久々に彼のHPをのぞいたらしっかりそのCDが案内されていた。
新聞の記事に、「まんだら」のラジオドラマについて、
『NHKのスタッフが作った音響空間のすごさは、音楽や色彩を全面に
押し出し、演劇による呪術的空間を作り出そうとした寺山に刺激を与えた
のではないか。」とある。
私もそう思う。そのことは30数年を経ても未だに再度聞いてみたいという
思いを残している事からも明らかだ。
それだけ、あの作品をラジオドラマ化したスタッフの力量は驚嘆すべきこと
だと思う。あの当時、60年代後半から70年代前半はFM放送の黎明期で
あり、FM放送の可能性を探る意欲的・実験的取り組みの感じられる番組作り
が多かった気がする。
今の中波ラジオと変わらぬFM放送番組とは隔世の感がある。
技術の進歩がもたらしたデジタル放送は、その可能性を探るような意欲的な
番組作りをするのだろうか。単に、新しい技術を適用しただけで、内容に
デジタル放送ならではの可能性が感じられないようなら興ざめである。
帰宅途中、最寄り駅のCDショップに立ち寄り在庫を聞いたがないようで、
取り寄せとか言うのでそうそうに店外に出る。
わくわくして寄っただけに肩透かしを食ったみたいである。明日は会社そば
の店に寄ってみようかな。
帰宅後ネットで検索したら、本日発売ではなく、昨年12月21日に発売
されたようだ。在庫はあるか心配になってきた。
-------------------------------------------------
「まんだら」
品番:KICC-547
・ステレオによる叙事詩「まんだら」(60分)
[昭和42年度芸術祭大賞]
作:寺山修司、音楽=湯浅譲二、演出=沖野暸
出演:奈良岡朋子、山谷初男、吉田日出子、原泉、鈴木光枝、
大森暁美、諸石茂、高橋昌也、山本學、工藤勉、及川広夫、
文化座、ユニオン・プロ
解説:沖野暸/寺山修司/湯浅譲二/白石征
初放送:NHK/1967年11月23日(木)22:00~23:05
NHK・FM「ステレオドラマ」
1967年(昭和42年)=31才
『ねぶた祭りで出会った二人の若い男女──婚礼を控えた謙作と、
前世の自分を探しに東京から訪れたチサ。むせ返るような祭りの
熱気のなかで、二人の黄泉の国への道行が始まる。』
リリース日 : 2005-12-21
レーベル : キングレコード
10分ほどで流し読みしているので、とある記事に目がとまった。
寺山修司のラジオドラマ「まんだら」がCD化されているとの紹介記事である。
12作品が8枚のCDになっているようだが、この「まんだら」は是非とも
手に入れたい。
かれこれ30年以上前に一度聞いて、そして今でも心に残る作品だからだ。
かって、私があの当時のラジオドラマのテープをダビングして送り、
向こうからは、フランキー堺の「私は貝になりたい」のテレビドラマの
テープを送っていただいた想さんを思い出す。
彼のラジオドラマのコレクションはすごい。
久々に彼のHPをのぞいたらしっかりそのCDが案内されていた。
新聞の記事に、「まんだら」のラジオドラマについて、
『NHKのスタッフが作った音響空間のすごさは、音楽や色彩を全面に
押し出し、演劇による呪術的空間を作り出そうとした寺山に刺激を与えた
のではないか。」とある。
私もそう思う。そのことは30数年を経ても未だに再度聞いてみたいという
思いを残している事からも明らかだ。
それだけ、あの作品をラジオドラマ化したスタッフの力量は驚嘆すべきこと
だと思う。あの当時、60年代後半から70年代前半はFM放送の黎明期で
あり、FM放送の可能性を探る意欲的・実験的取り組みの感じられる番組作り
が多かった気がする。
今の中波ラジオと変わらぬFM放送番組とは隔世の感がある。
技術の進歩がもたらしたデジタル放送は、その可能性を探るような意欲的な
番組作りをするのだろうか。単に、新しい技術を適用しただけで、内容に
デジタル放送ならではの可能性が感じられないようなら興ざめである。
帰宅途中、最寄り駅のCDショップに立ち寄り在庫を聞いたがないようで、
取り寄せとか言うのでそうそうに店外に出る。
わくわくして寄っただけに肩透かしを食ったみたいである。明日は会社そば
の店に寄ってみようかな。
帰宅後ネットで検索したら、本日発売ではなく、昨年12月21日に発売
されたようだ。在庫はあるか心配になってきた。
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「まんだら」
品番:KICC-547
・ステレオによる叙事詩「まんだら」(60分)
[昭和42年度芸術祭大賞]
作:寺山修司、音楽=湯浅譲二、演出=沖野暸
出演:奈良岡朋子、山谷初男、吉田日出子、原泉、鈴木光枝、
大森暁美、諸石茂、高橋昌也、山本學、工藤勉、及川広夫、
文化座、ユニオン・プロ
解説:沖野暸/寺山修司/湯浅譲二/白石征
初放送:NHK/1967年11月23日(木)22:00~23:05
NHK・FM「ステレオドラマ」
1967年(昭和42年)=31才
『ねぶた祭りで出会った二人の若い男女──婚礼を控えた謙作と、
前世の自分を探しに東京から訪れたチサ。むせ返るような祭りの
熱気のなかで、二人の黄泉の国への道行が始まる。』
リリース日 : 2005-12-21
レーベル : キングレコード
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