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★★元禄文化 げんろくぶんか の覚え方

2015-06-22 | ベック式!日本史用語集

◆「見返り美人」菱川師宣

元禄年間(1688~1704)を中心とする江戸時代前半の町人文化

幕藩体制の安定、産業交通の発展、都市の発達、生活の向上などが背景。京都・大坂などの上方の新興商人を担い手とするが、文化全般の面で武家風がかなり残っていた。

井原西鶴の浮世草子、松尾芭蕉の俳諧、近松門左衛門の人形浄瑠璃、菱川師宣の浮世絵(版画)などが代表的。特に西鶴は町人による最初の町人文学として大阪町人の生活を如実に描き、「浮世」の名に示されるように、現実的な人間性肯定の気風を反映した。また都市の娯楽として人形浄瑠璃と並び、歌舞伎も登場し、坂田藤十郎などの人気役者を生んだ。

工芸でも野々村仁清・尾形乾山の京焼、尾形光琳の装飾画や友禅染の元禄模様、元禄小袖など華美な気風に応じて発展した。こうした気風は江戸後期の化政文化になると幕府の統制で失われた。

元禄文化

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元禄女将(おかみ)(いち)お暇(ひま)

元禄文化 

     上方

         井原西鶴 

           近松門左衛門

               尾形光琳

                  菱川師宣

                       松尾芭蕉 

 ▲尾形光琳「紅白梅図屏風」