◆ローザンヌ条約により決定したトルコ国境
●トルコ(トルコ共和国)
Mustapha Kemal proclaims Turkey a republic and himself its first president.
一苦摘(つ)み取る 労避ける。
1923年 トルコ共和国
ローザンヌ条約 ケマル=パシャ
第一次世界大戦でドイツ側に立って参戦して敗れたオスマン=トルコは、亡国的内容のセーヴル条約でその領土を大幅に縮小された。
敗戦の原因を帝国のスルタン制にあると考えたケマル=パシャ(ムスタファ=ケマル)はトルコの近代化に乗り出す。
戦争終結後の1920年、アンカラにトルコ大国民会議を開設し、スルタン政府に対して祖国解放戦争を開始した。
アナトリアに侵入したギリシア軍を撃退し、地中海沿岸の大商業都市イズミルを奪回したケマル=パシャは、1923年、セーヴル条約を破棄してローザンヌ条約を締結し、治外法権の撤廃や関税自主権の回復も実現した。
ケマル=パシャはアンカラを首都にトルコ共和国の樹立を宣言し、みずから初代大統領となった。
議会は彼に「父なるトルコ人」を意味するアタテュルクの称号を贈った。
◆ケマル=パシャ(アタテュルク)
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