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原始キリスト教時代の異邦人への大伝道者。
小アジアのタルソス生まれのユダヤ人で、初め熱心なパリサイ派(「パリサイ派」の〈パ〉を意識して「パウロ」と結びつける)のユダヤ教徒としてキリスト教の迫害者であったが、シリアのダマスカス付近で復活したイエス=キリストの声を聞いたと信じて回心し、以後、ローマ世界への福音の伝道につとめた。
「ロマ書」など彼の書簡は『新約聖書』の重要な部分を占めている。
ローマ皇帝ネロの迫害(64年)により、殉教したと伝えられている。
「信仰によってのみ義とされる」とするパウロ神学はアウグスティヌスやルターの思想にも大きな影響を与えた。
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