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幕府以外が経営する鉱山

2017-04-26 | 『新世界史頻出年代暗記』

□近世415.(3鉱山) ◇C
別に住み兄いない秋。

子銅山・友家)(阿仁銅山)(秋田藩・院内銀山)

[句意]別に暮らしている兄とと父さんは、秋田にはいない(どこかほかの県にいる)、という句。


[ポイント]

1.別子銅山住友家阿仁銅山院内銀山秋田藩の経営である。

[解説]

1.別子銅山(愛媛)は、大坂商人の住友家の直営。17C末には各地の鉱山で金・銀が枯渇したため、別子の銅が輸出の中心になり、日本は世界有数の銅輸出国になった。別子は江戸時代最高の銅産額を示した。

2.阿仁銅山院内銀山は、秋田(佐竹)の直営。阿仁銅山は、14世紀初頭の発見。銅のほか金・銀も産す。院内銀山は、17世紀初頭の発見。


〈2016関西大学・全学部2/7:「

E 江戸幕府は、16世紀以来、採掘が進んでいた鉱山を引き続き開発して増産をはかり、( 9 )金山や佐渡金山を直轄領とした。但馬生野銀山や石見大森銀山、秋田藩の( 10 )銀山も有名である。しかし、17世紀中ごろには産出量が減少するところも出てきた。」

(答:9伊豆、10院内 ※原問では選択肢が30語ある)〉


〈2014文教大学・全学部:「

問2 江戸幕府が貨幣鋳造権を掘ることができたのは、重要な鉱山を直轄したからである。幕府の直轄とされなかった鉱山として最も適切なものはどれか。次の中から一つ選べ。

 1石見大森 2佐渡
 3但馬生野 4別子」


(答:4)〉


〈2012立大・文学部:「

1.戦国時代から金・銀を産出する鉱山の開発が進んだ。この時期に開発が進んだ鉱山に、現在の新潟県に位置する佐渡金山や現在の(  イ )県に位置する石見大森銀山などがある。豊臣政権は主要な金・銀山を直轄領としたが、これらは( ロ )地と呼ばれた。徳川幕府はこれを引き継いだが、元禄文化が花開いた17世紀後半になると金・銀の産出量が急減し、これに代わって銅の産出量が増大した。

 この時期に開発が進んだ銅山のひとつが別子銅山である。この銅山は大坂を本拠とし、後には両替商としても大きな力を持った住友家によって1691年に操業が開始されたが、19世紀に入ると鉱毒による多大な農業被害が発生したことが記録されている。これに対して幕府は現地調査を実施したものの積極的な防止策は講じず、被害は拡大した。」


(答:イ島根、ロ蔵入)〉

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