Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年4月15日(土)~17日(月)[小豆島]スリルいっぱい、小豆島霊場の岩場を歩く!(2)

2023年04月21日 | 山登りの記録
■メイン写真
洞雲山の祠から、そそり立つ大嶽を望む

■今回のコース
15日 神戸港⇒(フェリー)⇒坂手港⇒大阪城石垣石丁場跡(天狗岩丁場)⇒
   道の駅小豆島オリーブ公園⇒ペンション[泊]
16日 ペンション⇒登山口→拇指嶽分岐→拇指平→千羽ヶ嶽→拇指平→(東尾根)→
   (猪鹿垣ルート)→登山口⇒第3番霊場 観音寺奥之院 隼山駐車場→洞雲山登山口
   →八大龍王祠→洞雲山→分岐→碁石山→分岐→第2番霊場 碁石山(本堂)→
   蔵王権現岩屋→第1番霊場 洞雲山→洞雲山登山口→駐車場⇒ペンション[泊]
17日 ペンション⇒道の駅小豆島オリーブ公園⇒駐車スペース→第14番霊場 清滝山→石門→
   駐車スペース⇒小豆島オリーブ園⇒岬の分教場・ 二十四の瞳館⇒坂手港⇒(フェリー)
   ⇒神戸港


(1)からつづく。
さて、16日の山行後半は、洞雲山と碁石山のプチ縦走である。



またまた狭小な林道を進み、第3番霊場・観音寺奥之院・隼山の駐車スペースへ。
小豆島には88の霊場があり、「小豆島八十八箇所めぐり」のお遍路に挑む人も多い。
観音寺奥之院・隼山は無人の霊場だった。



垂直の岩壁にくっつくように建てられたお堂。参拝すると、まさに中はそのままの岩窟だ。



お堂の左側の岩に、目立たないが不動明王の磨崖仏があった。



簡易舗装の道を、第1番霊場 洞雲山のほうに向かって歩いていくと、海側に展望デッキ。



展望デッキから見下ろすと、はるか坂の下から観音様がこっちを見つめていらっしゃる。
(ここから踏み跡を下って、観音様のところまで行けるようだ)



やがて洞雲山への登山口が現れる。



断崖をよじ登ると、岩屋の中に八大龍王の祠。



急登を一気にこなし、稜線に飛び出す。大角鼻へ続く岬を見下ろす。



尾根上の端っこには石でできた祠がたたずむ。
よくもまあ、台風などの大風で飛ばされたりしないものだ。



坂手港のほうに目をやると、高松からのジャンボフェリーが入港するところだった。
昨日、乗ったヤツかなあ?



近くでシュンランが咲いていた。うわ、珍しいと思ったが、このあともちょくちょく
見かけたので、小豆島では普通にあるのかも。



すぐ先で、洞雲山の山頂に到着。地形図とは微妙に異なるような気がしないでもない。



碁石山へは、難しい岩場やとんでもない急坂はない。いくつかのアップダウンを経て、
山頂に着く。



山頂からは北西に寒霞渓の峰々が見えるのみで、他の方角は樹木に隠れてしまっている。



来た道を少し戻り、三叉路で西側にある第2番霊場・碁石山へどんどん下っていく。
途中、国龍大明神石をみる。



祠の裏手に下りてきた。



そして不動明王に迎えられる。



第2番霊場・碁石山では、浪切不動明王にお参りした。
ここも天然の岩屋にお堂がくっついている神秘的な造りだ。



林道に戻って、さて駐車地に徐々に戻ろうとしたとき、垂直の岩壁またまた岩屋をみつけた。
アルミ製のハシゴが斜めに掛けられている、なんとも危なっかしい様子だが、登ってみると
意外にもしっかり設置されていた。岩屋の中には蔵王権現の磨崖仏がいらっしゃった。



お次は第1番霊場 洞雲山。
「大師お杖の水」には、スリムな観音様の像が立つ。上から水滴が降り注いでおり、
滝行もできそうな雰囲気だった。



隣の岩壁は、「夏至観音」と呼ばれ、夏至の頃に太陽の光が降り注ぐと、岩に観音様の
お姿が浮かび上がる。



奥に巨大な岩屋があり、中にすっぽりと2階建て構造のお堂が収まっている。



お参りすると、八角堂に毘沙門天が祀られていた。



ぽっかり空いた穴からは、うまい具合に海が見下ろせる。
自然にできたものだろうが、その造形はあまりに「できすぎている」と思わせるほど。

想像以上のパワースポットで、もう気分はウキウキ。
ペンションに戻って、みんなで夕食時にそれぞれ好みの酒で乾杯。
興奮しすぎたのか、意外に疲れたようで、コトッと深い眠りについた。
(つづく)


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