江戸五色不動 目赤不動尊

2015年04月28日 | 
文京区本駒込にある天台宗の大聖山東朝院南谷寺は
目赤不動尊として知られた寺院です。

(目赤不動尊)

言い伝えによれば、元和二(1616)年に比叡山南谷の萬行律師が、
霊夢により伊賀の赤目山で祈願し、天から不動明王像を授かり
これを後に江戸近郊下駒込(現在の駒込病院近く)に結んだ庵に安置し
不動堂としたことに始まるとされています。
この事は、駒込病院の北東側にある「動坂(不動坂、堂坂とも言われた)」に
名残りをとどめています。

(動坂上)

この頃は「赤目不動」と呼ばれていましたが、
德川家光によって、「目白・目黒に倣って目赤と呼ぶように」とされ
目赤不動尊と名乗るようになりました。

近くには、吉祥寺や御茶ノ水泉水の高林寺、江戸三大市場の駒込土物店など
江戸の歴史を語るには外せない寺院が建ち並んでいます。

(土物店跡)
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