江戸五色不動 目青不動尊

2015年04月29日 | 
五色不動の目青不動尊は、世田谷区の賑やかな中心地、
三軒茶屋の、しかもその駅前に堂を構えています。

(教學院)

天台宗の寺院で、竹園山最勝寺教学院(教學院)が正式な名前です。

元々は太田道灌以前に現在の皇居、江戸城紅葉山付近に創建され
その後、江戸城拡張に際し麹町へ移転、さらには青山に移り、
明治時代に現在の三軒茶屋の地(世田谷区太子堂)に移転してきました。

(東急世田谷線と教学院)

(三軒茶屋の由来のひとつ、田中屋)

目青不動尊と呼ばれる不動明王は、青山に寺があった明治15(1882)年に
麻布谷町(現在の六本木)にあった観行寺が廃寺となり
その本尊が遷されたものです。

目青不動の名は、世田谷に移転してから呼ばれているもので
なぜ、この不動明王像が「目青」なのか、正確なことは不明だそうです。
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